「長屋」と「共同住宅」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「長屋」と「共同住宅」の違い違い

この記事では、「長屋」「共同住宅」の違いを分かりやすく説明していきます。

「長屋」とは?

「長屋」には3つの意味があります。

1つめは、細長い形の家です。

一般的な住宅は正方形に近い形をしています。

ある方向に長いこともありますが、極端に長いことはありません。

細長い家とは、長方形のような形をしているものです。

土地の関係などでこのような形になることがあります。

廊下が設置されていないことがあり、その場合は奥の部屋に行くために他の部屋を通らなければなりません。

2つめの意味は、細長い形をした1棟を仕切って、数戸が住めるようにした家です。

1つめの意味の細長い家は、一世帯が住むことを前提にしていますが、2つめの意味は数戸が住む形になっています。

長い方の辺をいくつか壁で仕切った形で、壁は共有します。

エントランスや廊下などは共有ではありません。

江戸時代にはこのような形の家が多く見られました。

そのころは1階建てのものが多かったです。

現在でも、細長い家を数戸に仕切った家があり、現在では2階建てのものもあります。

3つめの意味は、遊女屋の一つです。


「長屋」の使い方

細長い形をした家を指して使用する言葉です。

数戸が住めるように仕切られたものも、そうでないものも指しています。


「共同住宅」とは?

1棟に2世帯以上が住む形になっている住宅です。

アパートやマンションなどがこれにあたります。

「共同住宅」には、建物の形が細長いのか四角いのかなどの意味は含まれていません。

一世帯が住む空間を横にだけ並べるのではなく、上に積み重ねたような形になっていることが多いです。

また、エントランス、エレベーター、廊下などは共用です。

この部分は住む人みんなが使用をします。

各世帯が住む部分は専用部分といいます。

「共同住宅」の使い方

アパート、マンション、団地などを指して使うことが多い言葉です。

エントランスや廊下などが共用になっている場合は、この形の住宅の場合が多くあります。

「長屋」と「共同住宅」の違い

どちらも何世帯かが住める形の家なのですが、家の形に違いがあります。

前者は、細長い形をしています。

細長い建物を壁で仕切って、数戸が住めるようになっています。

壁で仕切っていない、一世帯だけが住むことを想定した細長い家のことも指しています。

後者は、アパートやマンションなどのことです。

形はさまざまで細長くないこともあります。

「長屋」の例文

・『長屋を見学させてもらう』

・『長屋に住んでいる』

・『長屋を改装して店舗にする』

・『長屋の住人と仲良くする』

「共同住宅」の例文

・『共同住宅に住んで5年になる』

・『共同住宅の部屋を見せてもらう』

・『共同住宅に引越すことになった』

・『共同住宅の管理を任されている』

まとめ

複数の世帯が住めるようになっている家を指す2つの言葉ですが、家の形や共用部のあるなしに違いがあります。

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