「開会」と「開式」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「開会」と「開式」の違いとは?違い

この記事では、「開会」「開式」の違いを分かりやすく説明していきます。

「開会」とは?

「開会」「かいえ」とも「かいかい」とも読むことができます。

「かいえ」と読むと仏語で、三乗がそれぞれ異なるという誤った考えを取り除き、三乗が仏の絶対の一乗であることを理解させることという意味になります。

天台宗でいう言葉です。

「かいかい」と読むと、集会や会議などを始めること、始まることという意味になります。

「開」は、はじまる、はじめる、「会」はあつまりという意味を持つ漢字です。

つまり、「開会」は集まりを始める、集まりが始まるという意味なのです。

スポーツの大きな大会では、大会が始まる前に「これから始まりますよ」という儀式が行われます。

これを「開会式」といいます。

式では、選手の入場行進、代表の人のあいさつ、国歌演奏などが行われます。


「開会」の使い方

「かいえ」と呼んで使うことは日常的にほとんどなく、「かいかい」と呼んで使用されています。

会議や集会など、集まりを始めること、集まりが始まることをいいます。


「開式」とは?

式を始めること、式が始まることです。

「式」という漢字には、一定の作法で行う行事という意味があります。

終戦の日には、政府主催で全国戦没者追悼式が行われます。

この式の式次第を見ると、最初に「開式」とあります。

これから式が始まるので、最初に「開式」とあるのです。

その後、天皇皇后両陛下ご臨席、国歌演奏、黙とう、天皇陛下のおことばなどがあります。

このように式が進められ、最後に式が閉じられます。

全国戦没者追悼式は、一定の作法で行う行事です。

そのため「式」と呼ばれており、この式を始めることを「開式」といいます。

入学式や卒業式なども、一定の作法で行われるものです。

こういった式を始めることも「開式」といいます。

「開式」の使い方

式を始めること、式が始まることを指して使用をします。

式とは、一定の作法で行う行事のことで、「○○式」の名前になっていることが少なくありません。

たとえば、入学式、卒業式などです。

「開会」と「開式」の違い

どちらの言葉にも、始まること、始めることという意味が含まれていますが、何が始まるのか、何を始めるのかという点に違いがあります。

前者の言葉は、集まりを始めること、集まりが始まることを意味しています。

後者の言葉は、式を始めること、式が始まることを意味しています。

「開会」の例文

・『開会の言葉を述べる』
・『開会できるのか心配だ』
・『来月開会する予定です』
・『開会式に使用される衣装を準備する』

「開式」の例文

・『開式の辞』
・『開式のための準備をする』
・『午後3時に開式される』
・『いつ開式されるのですか』

まとめ

どちらの言葉にも、始めること、始まることという意味がありますが、始まることや始めることが、集まりなのか、式なのかというところに違いがあります。

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