この記事では、「間もなく」と「もうすぐ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「間もなく」とは?
「間もなく」とは、副詞で、ある事態の実現に、あまり時間がかからないことを意味しています。
「ほんの短い時間で」「すぐに」「ほどなく」といった言葉と同じ意味となります。
「彼は間もなくやってきます」と言えば「すぐにやってくる」という意味なのです。
「もうすぐ」とは?
「もうすぐ」とは、「もう」と「直ぐ」という二つの言葉が合わさっている言葉です。
「もう」とは、時間や場所にある基準点を定めていて、それに「近づく」という意味を表します。
つまり「もう」と「間もなく」は同義語となっています。
「直ぐ」は時間的に間を置かない、ただちにという意味ですから「もうすぐ」はあることに対して、時間がかからない、という意味合いになります。
「もうすぐ、始まる」「もうすぐ来る」「駅はもうすぐだ」などと使います。
「間もなく」と「もうすぐ」の違い!
「間もなく」と「もうすぐ」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉はどちらも、ある事態に対して、それほど時間がかからないという意味があり、同義語と言っても差し支えありません。
それでは違いは何か見ていくことにしましょう。
「間もなく」とはある出来事が実現することに「時間を要しない」という意味になります。
ほんの短い時間、すぐに、といった時に使います。
一方の「もうすぐ」は時間的なことだけでなく、「場所」に基準点を定め、近づくという意味でも使います。
例えば「学校」を基準点に定めたとして、たどり着くのにそれほど時間がかからない、距離的に近いといった時に「学校まで、もうすぐだ」「もうすぐ、学校が見えてくる」という風に使うのです。
まとめますと「間もなくはある事態の実現まで時間を要しない、すぐに、ほどなく」「もうすぐは、時間や場所に基準点を定めて、それに近づくという意味を表す」となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「間もなく」と「もうすぐ」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
この二つの言葉は同義語ですので、どちらを使ってもそれほど意味に違いはありません。
ですが言葉の意味を正しく理解して、よりふさわしい方を選び使うようにしましょう。