「関連」と「連関」の違いとは?分かりやすく解釈

「関連」と「連関」の違いとは?違い

この記事では、「関連」「連関」の違いを分かりやすく説明していきます。

「関連」とは?

ある物事とある物事の間につながりがあることです。

内容的につながりがあることをいいます。

「猫関連の商品」で考えてみます。

この場合は、猫とつながりのある商品という意味になります。

そういったものには、猫のおもちゃ、たとえば、ぬいぐるみ、猫じゃらし、ボールなどの他に、キャットフード、猫のための布団、キャットタワーなどがあります。

これらは猫が直接使用するものです。

飼い主が使用するものとして、猫のイラストが描かれたバッグやポーチ、猫の形のキーホルダー、猫のピンバッジ、猫の写真つきカレンダーなどがあります。

これらはすべて、猫というつながります。

これを「猫関連」ということができます。

書籍によっては、巻末などに「関連図書」が紹介されていることがあります。

これは、その書籍の内容と関係のある図書という意味です。

その書籍と、紹介している書籍の内容につながりがあります。


「関連」の使い方

ある物事とある物事の間に内容的につながりがあることを指して使用をします。

色が似ている、形が似ているといったことではありません。

たとえば、桜でんぷんと桃はピンク色という点で似ていますが、内容的にはつながりがないので、これを「関連」とはいいません。


「連関」とは?

「連関」には2つの意味があります。

ひとつは、物事と物事の間につながりがあることです。

かかわり合っている、関係するという意味になります。

たとえば、あるところで事件があったとします。

別の場所で同じような事件がありました。

実はこの事件には同じ人物がかかわっています。

これを「連関する事件」ということができます。

もう一つの意味は、同一の染色体上にある2つ以上の遺伝子が一緒に次世代に受け継がれる現象です。

親が持つ遺伝子は子に受け継がれるとされています。

「連関」の使い方

物事と物事の間につながりがあるという意味で使用されます。

日常的に使うことが少ない言葉です。

「関連」と「連関」の違い

どちらの言葉もほぼ同じ意味で、ある物事とある物事の間につながあるという意味になります。

内容的なつながりを持つことを指して使用することが多いです。

一般的に使用されているのは「関連」の方です。

「関連資料」「関連技術」「関連記事」といった使われ方もします。

「連関」は日常会話ではほとんど使用しない言葉です。

また、遺伝子が受け継がれる現象の意味も持っています。

「関連」の例文

・『関連する記事を読む』
・『そのことに関連することはすべて知りたい』
・『関連する企業と協力をする』
・『結婚関連の記事を集める』

「連関」の例文

・『連関性を強化する』
・『連関させる』
・『互いに連関を保つ』
・『連関が生まれる』

まとめ

ある物事とある物事が内容的につながっているという意味を持つ言葉です。

2つの言葉の意味は似ていますが、一般的に使われるのは「関連」の方です。

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