「陸戦型ジム」と「ブルーディスティニー1号機」の違いとは?分かりやすく解釈

「陸戦型ジム」と「ブルーディスティニー1号機」の違いとは?違い

ガンダムのモビルスーツにはどう関係しているかが紛らわしい機体が多く、「ブルーディスティニー1号機」はその頭部から、「陸戦型ジム」を改造した機体と勘違いされます。

ですが実際には全く別の機体です。

この記事では、「陸戦型ジム」「ブルーディスティニー1号機」の違いを分かりやすく説明していきます。

「陸戦型ジム」とは?

「陸戦型ジム」はガンダムの実働データ入手以前、連邦のモビルスーツ量産計画初期に開発された先行試作量産型モビルスーツです。

陸戦型ガンダムと同じく連邦陸軍省が主導し開発した機体であり、開発ラインも通常のジムではなく、陸戦型ガンダムと共有しています。

そのためジムと名前についてはいても、内部的にはガンダムのデータを利用して作られた通常のジムとは別物で、陸戦型ガンダムに近いモビルスーツです。

コストの問題から本格的な量産はされませんでしたが、パーツが陸戦型ガンダムの補修に使われたり、実験的な機体のベースとして改造されるなど、流用され便利に使われています。

ブルーディスティニーも当初はこの「陸戦型ジム」を改造する予定でした。


「ブルーディスティニー1号機」とは?

「ブルーディスティニー1号機」は特殊な戦闘オペレーションシステム、EXAMシステムを搭載した試作実験機です。

当初は「陸戦型ジム」にEXAMシステムを搭載する予定でしたが性能不足であったため、EXAMシステムが搭載されていた頭部のみを、陸戦型ガンダムに移植した機体になります。

そのため頭部からジム・ブルーディスティニーと呼ばれることもあるものの、頭部以外は陸戦型ガンダムです。

ニュータイプの戦闘能力を再現、およびニュータイプの殲滅を目的としたEXAMシステムの補助によりニュータイプに近い戦闘動作を可能にしています。

ですが暴走を繰り返しその負荷でパイロットを死亡させ、なおも止まらず友軍を襲撃するなど、非常に危険な機体です。


「陸戦型ジム」と「ブルーディスティニー1号機」の違い

「陸戦型ジム」は地球連邦軍のモビルスーツ量産計画初期における試作量産型で、補修パーツや実験機の改造ベースとして流用されることの多い機体です。

「ブルーディスティニー1号機」「陸戦型ジム」をベースに改造されたものの性能不足だった0号機から、頭部ごとEXAMシステムを陸戦型ガンダムに移植した機体で、頭部以外は陸戦型ガンダムになります。

武装も「陸戦型ジム」にはない胸部バルカンや有線ミサイルランチャーを搭載してあるなど陸戦型ガンダムのものです。

頭部もオペレーションシステムはEXAMシステムを中心としているので、頭部の形状以外はほぼ全て違うと言っていいでしょう。

まとめ

「陸戦型ジム」「ブルーディスティニー1号機」のベースとなった陸戦型ガンダムは共通のパーツが非常に多いものの、出力等の性能や搭載している武装からやはり大きな差があります。

頭部の外側こそジムですが、比べる対象としては「陸戦型ジム」より陸戦型ガンダムの方が、「ブルーディスティニー1号機」に近いでしょう。

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