「雄大」と「壮大」の違いとは?分かりやすく解釈

「雄大」と「壮大」の違い違い

この記事では、「雄大」「壮大」の違いを分かりやすく説明していきます。

「雄大」とは?

「雄大(ゆうだい)」とは、「外観的な規模が大きくて堂々としていて威厳があること・規模の大きさがあり立派であるさま」を意味している言葉です。

「雄大」「主に視覚的に認識できる景色・物事の規模の大きさ」を表現したい時に使われることが多い言葉ですが、「雄大な目標・雄大な計画」といった使い方もできます。

例えば、「雄大な山の景色に感動しました」「雄大な目標について知人に語りました」などの例文で使えます。


「壮大」とは?

「壮大(そうだい)」とは、「物事・景色などの規模が大きくて非常に立派なこと」「勢いよく広がっていく感覚があり規模が大きなさま」を意味している言葉です。

「壮大」の表現は、「目に見えるもの(視覚的に認識できるもの)」に対しても「目に見えないもの(視覚的に認識できないもの)」に対しても使うことが多くなっています。

例えば、「展望台から見ると壮大な景観が広がっていました」「気宇壮大な彼の世界観に圧倒されました」といった文章で使用されます。


「雄大」と「壮大」の違い!

「雄大」「壮大」の違いを、分かりやすく解説します。

「雄大」「壮大」はどちらも「物事・景色の規模が大きくて立派なさま」を意味している言葉ですが、「雄大」という表現は「主に目に見えるもの(視覚的に認識できるもの)の規模の大きさ・威厳・立派さ」を意味しています。

「雄大」に対して「壮大」のほうは、「目に見えるものだけではなく目に見えないもの(視覚的に認識できないもの)も含めて、非常に規模が大きくて立派なこと」を意味している違いを指摘できます。

例えば、「夢」は目に見えないものなので、「壮大な夢を思い描いています」の表現のほうが、「雄大な夢を思い描いています」よりもよく使われていて自然な表現に感じるという違いがあるのです。

ただし「雄大な計画」などの表現もできるので、「雄大」「目に見えないものに絶対使えない」とまでは言えません。

まとめ

「雄大」「壮大」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「雄大」とは「外観的な規模が大きくて堂々としていて立派なこと」「主に視覚的に認識される規模の大きさを表す言葉」を意味していて、「壮大」「非常に大きくて立派なこと」「人間性・器量が充実していて大きいこと」を意味している違いがあります。

「雄大」「壮大」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。

違い
意味解説辞典