この記事では、「集まる」と「犇めく」の違いを分かりやすく説明していきます。
「集まる」とは?
「集まる」には、人、動物、物が一つの場所に寄りあうことという意味があります。
人が集まる、羊が集まる、お金が集まるなど、さまざまなことに関して使用できます。
同情が集まるのように目に見えないものにも使われます。
また、「集まる」には、あちこちから寄りあってくるという動作性の意味が含まれています。
「寄りあう」とは、1か所に多くのものが集まることです。
「集まる」と同じ漢字を使って「集う」という言葉があります。
「集う」も一つの場所に寄りあうことですが、多くの場合、人に対してだけ使われています。
「集まる」と「集う」を比べると、「集まる」の方が使用範囲が広いです。
「犇めく」とは?
「犇」という漢字は難しく感じるかもしれませんが、これは常用漢字表にない漢字です。
「牛」という漢字が3つ組み合わさってできていて、たくさんの牛が走り去るさまを表しています。
意味は、ひしめく、押し合ってさわぎたてる、はしるです。
「犇めく」には、大勢の人が一か所にすき間なく集まることという意味があります。
ゲームショウやコミックマーケットには、1つの会場に多くの来場者が訪れますが、1つの場所にぎゅうぎゅうと人が集まっているあのような状態が「犇めく」です。
「集まる」と「?犇めく」の違い
どちらも、多くのものが集まることを意味しています。
2つを比較すると、より密度が高いのは「犇めく」です。
「犇めく」は1か所にすき間なく集まっていることを意味します。
また、「集まる」は人、物、動物や同情など目に見えないものなど、さまざまなことに使われますが、「犇めく」は主に人に対して使われます。
まとめ
2つの言葉では、密度や使われる対象が異なります。