同じ読みの漢字は、どの漢字を使ったらいいのか迷うことがありませんか。
この記事では、「非がある」と「否がある」の違いを分かりやすく説明していきます。
「非がある」とは?
「非」には、正しくないさま、誠実でないさまという意味があります。
「非がある」とは、客観的価値観から正しくないさまのことです。
客観的とは、特定の立場にとらわれない、物事の捉え方のことを意味します。
客観的の対義語は主観的です。
主観的とは、自分一人のものの見方、考え方のことを意味します。
つまり、「非がある」は自分の立場にとらわれて見た正しさではなく、立場にとらわれない価値観からの正しくないさま、誠実でないさまを意味しています。
「否がある」とは?
「否」には、そうではない、認めないことという意味があります。
「否」という漢字は、口と不から成っており、口で否定することを表しています。
「そうではないことがある」では意味がおかしいので、「否がある」とはしません。
「非がある」と「否がある」の違い
「非」と「否」は、どちらも「ひ」と読みます。
「ひがあある」というときは、「非」の漢字をするのが正しいです。
「非がある」とは、客観的価値観から正しくないさまや、誠実でないさまを意味します。
「否がある」は間違いです。
まとめ
同じ読みの漢字は、どの漢字を使ったらいいのか迷うことがありますが、正しくは「非がある」です。