この記事では、騙ると装うの違いを分かりやすく説明していきます。
騙るとは?
騙るとは、嘘であるのに本当のことのように話すことを意味しています。
いつわる気持ちを持って、相手へまことしやかに話し、巧みに相手の気持ちを揺するという意味合いもあります。
この騙るを使うときの状況としては、あたかも購入するかのように販売員に話しかけておいて、その場から離れたときを狙って高価な装飾品を盗み取ります。
また、近々会社が上場するから株券を高く買取らせておいて逃げてしまうことを詐欺と言いますが、言葉巧みに人を騙し、その気にさせることを騙ると言います。
騙る者は専門的な知識を持ち、流暢に話すので、聞く人を信じ込ませるのがうまいという特徴があります。
装うとは?
装うとは、自分の身なりを整えるという意味があります。
だらしない服装を正装し、人に不快感を与えないようにするときに使われる言葉です。
美しく着飾る、人から見て失礼がないよう礼服に着替えるというときにも使われています。
また、いつもの自分とは違う人になりきるため、偽りの自分を装うときにも使う言葉です。
お目当ての人と同じ服を着たり、メイクやヘアスタイルを同じようにして、お目当ての人物になりきるときに装うことがあります。
この装うを使う例としては、詐欺の話を持ちかけるためにそのような外見を装い、人をたぶらかすときに使われています。
反対に、友達の知り合いを装い、結婚式に参加して、その場を盛り上げる素敵な人へ装うときにも使う言葉です。
騙ると装うの違い
騙ると装うの違いを、分かりやすく解説します。
本当であるかのように嘘をつく行為を表す騙ると、外見を変えることに焦点を当てた装うとの違いは、行為と外見の違いがあります。
騙るは人を嘘でその気にさせますが、装うは見た目で人をその気にさせます。
騙るの例文
・信用をさせるために会社名を騙る
・人の大事な金を騙る
他人に金銭的な話を持ちかけるとき、より相手を信用させるために、あたかもそこで働いてるかのように会社名を騙り、商品を騙して売り出すときに使います。
お金を貰えると騙る偽サイトや不審メールに注意しましょう。
保険料が還付されると近づいては騙す詐欺が増えています。
装うの例文
・もうすぐ秋なので店内を秋向きに装う。
・人を安心させるために平静さを装う。
もうすぐ季節は秋になるので、店内の服を全て秋服にして、秋の気配を感じられるようにします。
周囲の人たちがパニックにならないように落ち着いた様子を見せて、安心であると伝えるときに使います。
まとめ
服装やメイクなどを変えて装い、人を言葉巧みに騙っては騙す詐欺をする人がいます。
そして、貴重な財産を狙い、人間関係をも壊す恐ろしい騙る人には気をつけましょう。
特に、金銭的なことが絡む話をしてくる人は詐欺をするために信用するような言葉で話しかけきますので、怪しいと感じたら、すぐにその場から逃げることが必要です。