「骨折」と「捻挫」の違いとは?分かりやすく解釈

「骨折」と「捻挫」の違いとは?違い

この記事では、「骨折」「捻挫」の違いを分かりやすく説明していきます。

「骨折」とは?

骨が折れること。

また、骨にひびが入ることです。

この状態は、外から力が加わることで引き起こされます。

一般的には強い力が加わることで引き起こされるのですが、微弱な力でも起こることがあります。

強い力によるものだと、たとえば交通事故です。

強い力で車が体にぶつかると、その衝撃によって骨が折れてしまうことがあります。

また、激しいスポーツによる衝撃や、鉄棒など高所で行うスポーツ時の落下などによっても、骨が折れることがあります。

骨の密度が低下していると、微弱な力でも「骨折」をします。

骨粗しょう症は骨の密度が低下をして、骨が折れやすくなっている状態です。

くしゃみのようなわずかな刺激でも「骨折」することがあります。

骨自体には痛みを感じる神経は通っていないのですが、骨の周囲には神経が高密度に張り巡らされています。

折れた骨が周囲の神経に作用をし、その結果痛みが生じます。


「骨折」の使い方

骨が折れたり、骨にひびが入ったりした状態を指して使用する言葉です。

痛みがあってもなくても、この言葉で呼ぶことができます。


「捻挫」とは?

外から無理な力が加わることで、靭帯や腱が損傷された状態のことです。

この状態になると、痛みや腫れが生じることが珍しくありません。

痛み、赤み、腫れなどがみられるようなら炎症が起こっています。

原因は、外から強い力が加わり、本来の運動とは異なる運動が生じることです。

たとえば、足首を外側にひねることはできますが、内側に大きくひねることはできません。

本来は足首を内側にひねるものではないのです。

それにもかかわらず、無理な力によって内側にひねってしまうと、靭帯や腱などを損傷することがあります。

損傷した状態が「捻挫」です。

「捻挫」の使い方

無理な力が外から加わることで、靭帯や腱などが損傷した状態を指して使用する言葉です。

痛みが生じることもあれば、痛みを感じないこともあります。

痛みがある場合もない場合も、この言葉で呼ぶことができます。

「骨折」と「捻挫」の違い

どちらの状態も、外側から無理な力が加わることで引き起こされます。

「骨折」は骨が折れたり、骨にひびが入った状態のことです。

「捻挫」は靭帯や腱などに損傷が引き起こされた状態です。

2つの言葉が指しているものは、損傷している部位が違います。

「骨折」の例文

・『骨折のため試合に出場できない』
・『自転車で転んで骨折した』
・『右手首を骨折して生活が不便だ』
・『骨折をしたため、松葉杖をついて生活している』

「捻挫」の例文

・『捻挫による痛みが強い』
・『病院で捻挫だと診断された』
・『左肩を捻挫する』
・『捻挫をしたため、激しい運動は控えている』

まとめ

どちらも外からの強い力によって引き起こされる症状ですが、どの部位で起こっているのか、どのような症状なのか違います。

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