この記事では、「骨折り損」の意味を分かりやすく説明していきます。
「骨折り損」とは?意味
「骨折り損」は、苦労しただけで何の利益もないことを意味し、骨折り、という部分が苦労をすることを比喩によって表現をしています。
その為、実際に骨を折って損をするのではなく、あくまで苦労している部分を必死に苦労している様子を表現するために骨を折りと呼んでいるのです。
「骨折り損」の概要
「骨折り損」という言葉は、「骨折り損のくたびれ儲け」ということが知られており、この言葉は江戸のいろはかるたに出典されています。
この語源ですが、実はこんにゃくを売っていたお店が語源で当時こんにゃくを売るために安売りをしたのですが、実は原価と同じ金額までこんにゃくを値下げして売ってしまったが故、「骨折り損のくたびれ儲け」という言葉が生まれたのです。
なお、「骨折り損」という部分だけは江戸時代よりも前に存在しており利益が出てないことを意味するくたびれ儲けが江戸で生み出された言葉になります。
「骨折り損」の言葉の使い方や使われ方
「骨折り損」は、苦労した割に利益にならなかった行為に対して使用します。
例を挙げれば、「スーパーで間違って原価で商品を販売してしまい、骨折り損だった」など利益にならない行為に対して使用します。
「骨折り損」を使った例文
・『ここにはお宝は無い、骨折り損だ』
この例は、高さが詩をしていた人物がお宝のある場所を探したがなかったという例です。
つまり、他の第3者に盗掘されており、すでに宝は第3者が回収した後だったということです。
「骨折り損」は行為に対して使用しますので、この場合、宝探しという行為が無駄だったと言っています。
・『借金してまで仮想通貨への投資は骨折り損だった』
この例は、仮想通貨という投資が無駄な行為だったという例です。
「骨折り損」となる部分は、仮想通貨への投資で何故という部分が借金をしたという事例で借金をして投資しても利益を得ることができずすべての努力が無駄であったというのがこの例になります。
まとめ
「骨折り損」は、実際に自分の骨を折るのではなく、自分の骨を折るほど苦労をしたという比喩表現で苦労の度合いを表しています。
その為、「骨折り損」は、自分や周囲が見て大して苦労していないように見えると言い出せば、「骨折り損」ではありません。
この苦労の部分が重要で努力を苦労と呼び、周囲に流されて何の考えもなく行動することとは別であるというのが「骨折り損」です。
例を挙げますと、周囲が楽にお金を稼げるということを言い始め、仮想通貨に投資して失敗してもこれは、「骨折り損」ではなく単なる自業自得で騙されただけであるとも言い切れます。
一方、仮想通貨のシステムを自ら作り上げ、運用しある程度お金を稼いでいたが国が仮想通貨の取引をすべて強制的に中止した上開発しているシステムも凍結した場合、これは、自業自得ではないので「骨折り損」です。
このように「骨折り損」=自己の苦労である必要性があり、「骨折り損」=自業自得ではないというのが「骨折り損」の原則です。