この記事では、“reign”と“govern”の違いを分かりやすく説明していきます。
「reign」とは?
“reign”の意味は以下の通りです。
1つ目は「支配する」「君臨する」という意味で、王や君主となって管理することを言います。
2つ目は「勢力をふるう」という意味で、絶対的な権力を持つことを言います。
3つ目は「大いに流行する」という意味で、あるものごとが皆に行きわたることを言います。
上記に共通するのは「絶対的に優勢な存在が直接支配する」という意味です。
「reign」の使い方
“reign”は「支配する」「勢力をふるう」「大いに流行する」という意味で使われます。
自動詞として使われたり、名詞として「治世」「主権」「支配」「勢力」「領域」などの意味で使われます。
基本的に、王や君主など絶対的な権力を持つ人が統治する時に使われる言葉です。
「govern」とは?
“govern”の意味は以下の通りです。
1つ目は「統治する」という意味で、国や国民を治めることを言います。
2つ目は「~を支配する」「管理する」という意味で、公共機関などを統括することを言います。
3つ目は「動かす」「左右する」という意味で、人に指示を与えて行動させることを言います。
4つ目は「決定する」という意味で、ものごとを判断して決めることを言います。
5つ目は「抑える」という意味で、興奮状態などを抑制することを言います。
上記に共通するのは「権力のある者が政治で支配する」という意味です。
「govern」の使い方
“govern”は「統治する」「~を支配する」「動かす」「決定する」「抑える」という意味で使われます。
自動詞・他動詞として使われ、名詞形は“governance”になり、「統括」「管理」「支配」という意味で使われます。
基本的に、権力のある者が、政治を行い国や国民を支配する時に使われる言葉です。
因みに“government”は「政治」という意味になります。
「reign」と「govern」の違い
“reign”は「権力のある人が直接支配すること」という意味です。
“govern”は「権力のある人が政治を行い支配すること」という意味です。
「reign」の例文
・『The king’s reign continued for ten years. 』
(王の治世は10年続いた)
・『His reign is over. 』
(彼の天下は終わった)
・『The English sovereign reigns but does not rule. 』
(イギリス女王は君臨すれども統治せず)
「govern」の例文
・『He is not fit to govern this country. 』
(彼はこの国を統治するのにふさわしくない)
・『They govern a public enterprise. 』
(かれらは公共機関を統括している)
・『You should govern your temper. 』
(君は自制するべきだ)
まとめ
今回は“reign”と“govern”について紹介しました。
“reign”は「王や君主が支配する」、“govern”は「政治で支配する」と覚えておきましょう。