この記事では、「taa」と「fxaa」の違いを分かりやすく説明していきます。
「taa」とは?
「taa」とは、「あるフレームにおけるレンダリング結果を保持し、次のフレームで1ピクセル以内の違う位置にサンプリングポイントをずらした上で、前後のフレームを合成するアンチエイリアス手法の一種」です。
「taa」は、「Temporal Anti-Aliasingの略称」になります。
「アンチエイリアス」とは、「画面の文字・線が斜めになっている部分がギザギザに見えるエイリアス現象を抑える技術」のことです。
「fxaa」とは?
「fxaa」とは、「各ピクセルとその周辺ピクセルの輝度の差の情報からエッジを推測して、斜め部分のジャギー(ギザギザ)を目立たなくするアンチエイリアス手法の一種」を意味しています。
「fxaa」は、「Fast approXimate Anti-Aliasingの略称」になります。
「fxaa」は処理負荷が小さいため、PlayStationやXbox 360、パソコンゲームなどのゲーム機・ゲームソフトでも積極的に採用されているアンチエイリアスの技術です。
「taa」と「fxaa」の違い!
「taa」と「fxaa」の違いを、分かりやすく解説します。
「taa」も「fxaa」も「ポストエフェクト(事後的効果)でパソコン・ゲームなどの画面をなめらかにするアンチエイリアス」という意味では共通していますが、「taa」は「複数のフレームのレンダリング結果を合成するアンチエイリアスの手法(エッジにあると推測されたピクセルの色だけをブレンドする手法)」のことを意味しています。
taaに対して「fxaa」というのは、「各ピクセルとその周辺ピクセルとの輝度の差の情報からオブジェクトのエッジを推測して、エッジと被っている部分の色をブレンドするアンチエイリアスの手法」を意味している違いがあります。
アンチエイリアスの処理負荷は、「taa」のほうが「fxaa」よりも大きくなっています。
まとめ
「taa」と「fxaa」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「taa」とは「あるフレームにおけるレンダリング結果を保持して、次のフレームで1ピクセル以内の違う位置にサンプリングポイントをずらして、前後のフレームを合成するアンチエイリアスの一種」を意味していて、「fxaa」は「各ピクセルとその周辺ピクセルとの輝度の差を利用して、画素のギザギザを目立たなくするポストエフェクトのアンチエイリアスの一種」を意味している違いがあります。
「taa」と「fxaa」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。