「W不倫」
「W不倫」とは「ダブルふりん」と読み、一般的にお互い既婚者同士による不倫関係のことを言います。
W不倫の内容としては大きく分ければ二通りありますので、それらの意味や言葉の使い方を詳しく見ていきましょう。
「W不倫」の意味
「W不倫」とは、お互いに既婚者同士による不倫のことを言います。
W不倫の内容としては、お互いに既婚者だからとそれぞれの家庭を維持することを前提に、割り切ってつき合う場合もあれば、通常の不倫と同じく、単なるスリルと刺激を求めた遊びであったり、もしくは本気の恋愛であったりという場合もあります。
どちらも独身の場合にパートナー以外と関係を持つことは「浮気」です。
そして、どちらか、もしくはお互いが既婚者の人がパートナー以外と関係を持つことが「不倫」です。
裏切り行為ということでは同じことですが、浮気と不倫ではトラブルの大きさが違ってきます。
当然ながら、不倫よりもW不倫の方がトラブルがさらに大きくなる可能性が高いのです。
「W不倫」の言葉の使い方
「W不倫」の使い方は、男性も女性も既婚者である人が、配偶者以外の人と肉体関係を持つことを言います。
どちらかが独身の場合は「不倫」です。
どちらも結婚している場合が「W不倫」です。
子供の有無は関係ありません。
不倫というのはばれた時にトラブルになるものです。
片方が独身であっても大問題なのですから、双方が既婚者であれば問題が単純に2倍になります。
それぞれの親、子供など関わってくる人数が多くなればなるほど、悲しみも怒りも大きくなるのです。
W不倫とは、不倫を繰り返しているとか、二人の人と同時進行で不倫をしているという意味ではありません。
お互い既婚者同士の不倫という意味ですので、使い方を間違えないようにしましょう。
「W不倫」を使った例文・短文(解釈)
「W不倫」を使った例文と解釈を紹介します。
「W不倫」の例文1
「W不倫はなかなかばれにくいし、長期化しやすい」
W不倫というのは、お互いが既婚者でありそれぞれに帰る家があり家庭を持っているわけです。
つまりお互いばれないように自分の家族には細心の注意を払う者同士です。
休日はそれぞれ家族サービスをしているのかもしれません。
片方が独身ですと、寂しがったり、休日にもデートしたい、会いたいと言い出したりすることで、不倫は発覚しやすくなるのです。
しかし双方が既婚者であれば、休日はそれぞれ家のことで忙しいですし家庭持ちの気持ちや事情もわかりますので、ワガママを言うことも少ないでしょう。
休日は家にいることでばれにくい為、W不倫は長期化しやすい傾向があります。
「W不倫」の例文2
「W不倫は慰謝料が相殺になることが多い」
不倫がばれて、証拠を掴まれましたら、相手から訴えられて慰謝料を払わなくてはならない状況になるのです。
しかし、W不倫の場合はどちらも配偶者がいますので、訴えたところで、相手の配偶者も自分の配偶者を訴え返すことで結局、慰謝料は相殺という形で終わってしまう可能性があるのです。
「W不倫」の例文3
「W不倫は罪悪感が少なくなる」
片方が独身の場合の不倫は、既婚者側が罪悪感を感じることもあるようです。
離婚すると言ってなかなか離婚できないこと、独身の人の貴重な時間を自分が独占していることなど、色々事情と言いますか、思うところがあるのでしょう。
しかしW不倫の場合はお互い既婚者、つまり同じ立場にある者同士です。
その為か相手に対して「申し訳ない」といった気持ちを持つことも少なく、またお互い割り切っているという思いからか、罪悪感が少なくなる傾向にあります。
相手に対して「自分たちはお互い様」「同じ既婚者同士」という安心感のようなものもあるのでしょう。
また、同じ立場ゆえに暴走して配偶者に自分たちの関係を暴露したり、離婚、結婚を迫ったりしないという計算も少しはあります。