「Wi-Fi」と「LTE」の違いとは?分かりやすく解釈

「Wi-Fi」と「LTE」の違いIT用語

この記事では、「Wi-Fi」「LTE」の違いを分かりやすく説明していきます。

「Wi-Fi」とは?

「Wi-Fi」とは「Wireless Fidelity(ワイヤレスフィデリティ)の略称」であり、「スマホ・パソコン・タブレット・ゲーム機などをインターネットにアクセスさせることができる無線LAN規格の一種」のことを意味しています。

「Wi-Fi」はインターネット回線とWi-Fi対応の端末機器を接続してくれる高速無線通信の方式(規格)ですが、Wi-FiルーターやWi-Fiスポットがある程度近くにないと利用することができません。


「LTE」とは?

「LTE」とは「Long Term Evolutionの略称」であり、「携帯電話キャリアが提供しているスマートフォン(モバイル端末)専用の4G移行のための無線通信規格」のことを意味しています。

「LTE」は現時点では、「NTTドコモ・au・ソフトバンクモバイル(携帯電話キャリア)」が所有する基地局をアクセスポイントとして電波を発信しています。

「LTE」「最大150Mbps」の高速データ通信を行うことができる通信方式で、(外部環境の影響はありますが)3G回線速度の約15倍の速さが出るとされています。


「Wi-Fi」と「LTE」の違い!

「Wi-Fi」「LTE」の違いを、分かりやすく解説します。

「Wi-Fi」「LTE」「無線通信方式の種類」を意味している点では共通していますが、「LTE」はスマホの通信プランを携帯電話キャリアと契約するだけで、いつでもどこでも使用することができます。

しかし、「Wi-Fi」はただスマホの通信プランを契約するだけで自動的に利用できるものではなく、Wi-Fiルーターや自宅のインターネット回線(無線LANルーター利用)、無料Wi-Fiスポットなどで「Wi-Fi接続」する必要がある違いがあります。

通信速度は自宅の光回線であれば「Wi-Fi」のほうが「LTE」よりも速くなり安定していますが、外部の無料Wi-Fiスポットなどは「LTE」よりも遅くて不安定になりやすい違いも指摘できます。

また「Wi-Fi」はスマホ(携帯電話)以外のパソコンやタブレット、ゲーム機などでも無線通信できますが、「LTE」は基本的に携帯キャリアの通信プランを契約したSIMカードを挿入したスマホ(携帯電話)でしか使えません。

まとめ

「Wi-Fi」「LTE」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「Wi-Fi」とは「スマホ以外のノートPCなどでも接続できる無線LAN(無線通信)の規格」を意味していて、「LTE」「携帯電話専用(スマホなどモバイル端末専用)の携帯電話キャリアが管理している無線通信方式」を意味している違いがあります。

「Wi-Fi」「LTE」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。

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