この記事では、投資信託の「アクティブ」と「パッシブ」の違いを分かりやすく説明していきます。
投資信託の「アクティブ」とは?
投資信託の「アクティブ」とは、大きなリターンを狙う投資方法となります。
もちろん、その分、リスクの高さやコストの高さが必要となる投資方法です。
投資信託の場合、運用目標となるベンチマークを必ず設定します。
そのベンチマークを上回ることができるよう運用を行い、成果を出すことを目標としているのが、投資信託の「アクティブ」なのです。
主に成長を意味するグロース投資と価値を意味するバリュー投資があり、グロース投資は、将来的に成長見込みがあるものを対象に。
バリュー投資は、資産の価値や取引価格を比較し割安となるものを対象にするものとなります。
この投資信託の「アクティブ」運用を選ぶことで、高いリターンを期待できるほか、万が一の下落においても、備えが行われており安心だというメリットがあります。
ただし、投資信託の「アクティブ」運用は、運用コストが高額で、依頼する人の手腕によって大きく左右される、少し他人任せになってしまうデメリットがあります。
投資信託の「パッシブ」とは?
投資信託の「パッシブ」とは、リスクとコストを抑えた運用方法となります。
運用目標となるベンチマークに連動し運用することで、成果を上げる運用方法です。
主に運用方針として定められたベンチマークを構成するすべての銘柄を購入する運用方法の完全法とよりベンチマークに沿い運用することができると考えられる銘柄を選び購入するサンプル法があります。
この投資信託の「パッシブ」を選ぶことで、低コスト、低リスクで投資信託を行うことができるメリットがあり、運用を任せる人の手腕もさほど、影響を受けることなく行うことができるといったメリットがあります。
その一方、対応している投資信託の商品が少なく、また、大きなリターンを求めることができないため、投資信託におけるリターンにおいて、少し物足りなさを感じる場合があります。
投資信託の「アクティブ」と「パッシブ」の違い
簡単に言えば、投資信託の「アクティブ」と「パッシブ」の違いは、ハイリスク&ハイリターンか、ローリスク、ローリターンかといった違いとなります。
投資信託にかけることができる投資金額が多くあり、そのうえで高いリターンを求める場合は、投資信託の「アクティブ」運用の選択を。
さほど、投資信託にかける投資金はないものの、少しでも安全に、そして、少しでも良いのでお金を増やしたいという人には、投資信託の「パッシブ」運用がおすすめです。
このように同じ投資信託でも、投資する人の目的に応じ設定されているものが、投資信託の「アクティブ」と「パッシブ」となります。
まとめ
以上のような違いを踏まえ、自分自身、投資信託の「アクティブ」と「パッシブ」のどちらの投資方法が自分にあっているのか考え選ぶことが大切です。