この記事では、葬儀における「参列」と「列席」の違いを分かりやすく説明していきます。
「参列」とは?
「参列」とは、葬儀に出席することを意味します。
主催遺族に対して使う言葉である点を気を付けなければなりません。
例えば、喪主や親族など主催遺族側が「参列する」という言い方はしません。
あくまでも出席する人たちが主催遺族に対し、自分たちを示す言葉と覚えておきましょう。
「列席」とは?
直訳すると、列に加わるという意味です。
使い方としては、主催者遺族がお悔やみに来てくれた人たちに対して使用する言葉です。
「参列」と「列席」の違い
使い方を例に挙げてみましょう。
「参列」は、「都合により、お通夜へ参列させていただきます」というように使うのが正解です。
また「列席」は、遺族代表の挨拶などに「本日はご多忙中の折、ご列席いただき誠にありがとうございます」というように使います。
同じような意味ですが、同じようには使えません。
まとめ
使う立場が異なると「参列」と「列席」のどちらを使うべきなのかが変わります。
しかしながら、葬儀にも結婚式にも使える点は共通しています。
それだけ正式、且つ丁寧な言葉なので、きちんと使い分けられるようにしましょう。
「列」の漢字が両方に使われているため、いざ使おうとすると混乱してしまうかもしれません。
慣れないうちは、都度確認すると安心です。