「団塊世代」と「団塊ジュニア世代」の違いとは?分かりやすく解釈

「団塊世代」と「団塊ジュニア世代」の違い違い

この記事では、「団塊世代」「団塊ジュニア世代」の違いを分かりやすく説明していきます。

「団塊世代」とは?

「団塊世代(だんかいせだい)」とは、第2次世界大戦の終戦後の日本で起きた第1次ベビーブームの時期に生まれた世代を指す言葉です。

具体的には1947年(昭和22年)?1949年(昭和24年)生まれがその中心で、2021年現在、72~74歳となっている世代です。

この世代中でも、1949年には実に270万人もの出生を記録したのです。

この「団塊世代」の名付け親は、経済企画庁の官僚で小説家でもあった堺屋太一氏です。

堺屋太一氏が、オイルショック後の日本経済がこの世代の影響により、どのように変わっていくかを描いた未来予測小説の題名の「団塊の世代」が、その用語の由来であり、一般的に定着したものです。

「団塊世代」が成長するにつれて、社会は大きく変化して来ました。

この世代が小学校・中学校の頃には、50人学級でも教室が足りなくなり、都会では運動場にプレハブ校舎を建設してしのぐ状態となりました。

またこの世代の時代には、大学進学率は15~20%程度でしたが、母数が大きく、また現在よりも遥かに大学数や大学の収容人数が少なく、この頃から受験戦争と言う言葉が広がりました。

そして1970年の70年日米安保の改定時期に合わせ、ゲバ棒とヘルメット姿で激しく体制に反発し、大きな社会問題となりました。

しかし、一部の超過激思想を抱く人以外は、卒業と同時にそんな想いを払拭し、最後の企業戦士とも言える働きで、日本の産業発展を支えました。

その後も結婚して所帯を持てば、住宅不足が顕在化し、定年退職を迎えて年金受給者となると、それを支える現役世代に大きな負担を強いる等、常に社会に大きな影響を与えて来といえるのです。


「団塊ジュニア世代」とは?

「団塊ジュニア世代」とは、日本で1971年(昭和46年)から1974年(昭和49年)に生まれた世代を指す用語です。

1971年は「団塊世代」の1947年生まれの人が24歳になった年で、当時の女性の適齢期で、結婚ラッシュが始まる時期だったのです。

すなわち、「団塊ジュニア世代」とは「団塊世代」の子供世代で、この時期は第2次ベビーブームとも呼ばれているのです。

この世代に生まれた人は、1973年出生の210万人がピークとなっています。

この世代はバブル崩壊による就職氷河期や、現役世代として「団塊世代」の社会保障を支える側となり、余り良い目をしていない世代とも言えます。

この世代以降は、日本の出生者は減少の一途をたどり、2020年では87万と「団塊世代」の実に1/3となっているのです。


「団塊世代」と「団塊ジュニア世代」の違い

「団塊世代」とは戦後の1947年(昭和22年)?1949年(昭和24年)生まれの第1次ベビーブーム時代に生まれた世代を指す言葉で、「団塊ジュニア世代」「団塊世代」の子供達を中心とする第2次ベビーブーム世代とも呼ばれる1971年(昭和46)から1974年(昭和49年)に生まれ人たちを指す言葉です。

まとめ

「団塊世代」「団塊ジュニア世代」は現在の日本の人口構成の中で、人口の多い2つのピークを構成する世代です。

「団塊世代」とは戦後の1947年?1949年生まれの第1次ベビーブーム時代に生まれた世代を指す言葉で、「団塊ジュニア世代」「団塊世代」の子供達を中心とする第2次ベビーブーム世代とも呼ばれる1971年~1974年に生まれ人たちを指す言葉です。

「団塊ジュニア世代」以降は、日本では出生人口が減少の一途を辿っています。

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