この記事では、「行き詰まる」と「煮詰まる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「行き詰まる」とは?
「行き詰まる」の意味と使い方について紹介します。
「行き詰まる」の意味
「行き詰まる」は「ゆきづまる」と読みます。
意味は「前方がふさがっていて、これ以上先に進めない状態のこと」「ものごとがうまく先に進まなくなること」です。
「行き詰まる」の使い方
「行き詰まる」には以下の2つの意味と使い方があります。
1つ目は元の意味で「行き先がさえぎられていて、これ以上先に進めない状態」のことで、「狭い路地で行き詰る」などと言います。
2つ目は上記から転じて「ものごとがうまく先に進めなくなる」という意味で、「仕事が行き詰る」などと言います。
失敗するというよりも、良いやり方がみつからない、それ以上良い方向にならない時に使われます。
日常的にはこちらの意味で使われることが多くなります。
「煮詰まる」とは?
「煮詰まる」の意味と使い方について紹介します。
「煮詰まる」の意味
「煮詰まる」は「につまる」と読みます。
意味は「煮えて水分がなくなる」「議論や検討が十分にされて、結論が出せる段階に近づくこと」です。
「煮詰まる」の使い方
「煮詰まる」には以下の2つの意味と使い方があります。
1つ目は元の意味で「料理などで煮えて水分がなくなること」であり、「鍋が煮詰まる」などと言います。
2つ目は上記から転じて「議論や検討が十分にされて、結論が出せる段階に近づくこと」という意味で、「いよいよ議論が煮詰まって来た」などと言います。
「煮詰まる」は、「ものごとがそれ以上進まなくなる」という悪い意味で使われることもありますが、これは誤用で、「ものごとが終わりの段階に向かう」という良い意味として使われる言葉です。
「行き詰まる」と「煮詰まる」の違い!
「行き詰まる」は「ものごとがうまく先に進まなくなること」です。
「煮詰まる」は「議論や検討が十分にされて、結論が出せる段階に近づくこと」です。
まとめ
今回は「行き詰まる」と「煮詰まる」の違いをお伝えしました。
「行き詰まるは上手くいかなくなる」、「煮詰まるは終わりが近づく」と覚えておきましょう。