この記事では、イラストの「乗算」と「オーバーレイ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「乗算」とは?
「乗算(じょうざん)」とは、「上のレイヤーの色に下のレイヤーの色を掛け算して表示させるレイヤー合成の手法」を意味しているイラスト用語です。
「乗算」のレイヤー合成は「基本色(RGB値)×合成色÷255=結果色」になりますが、「黒」に近づく効果が得られます。
そのため、「乗算」はデジタルイラストの「影の部分」などに使われやすいのです。
「オーバーレイ」とは?
「オーバーレイ」とは、「下のレイヤー色が暗色なら乗算の効果、明色ならスクリーンの効果が出るレイヤー合成の手法」を意味しているイラスト用語です。
「オーバーレイ」は基本色・合成色が明るい色なのか暗い色なのかによって結果色の明るさが変わるので(レイヤー合成の計算式も変わるので)、デジタルイラストの「コントラスト調整」に使われやすくなっています。
イラストの「乗算」と「オーバーレイ」の違い!
イラストの「乗算」と「オーバーレイ」の違いを、分かりやすく解説します。
「乗算」と「オーバーレイ」はどちらも「デジタルイラストのレイヤー合成の手法」ですが、「乗算」は「上のレイヤー色に下のレイヤー色を掛け算して表示させる手法」を意味していて、「オーバーレイ」のほうは「下のレイヤー色が暗色なら乗算、明色ならスクリーンの効果が出る手法」を意味している違いがあります。
「乗算」は「黒に近づく効果・陰などに使われる」の特徴があり、「オーバーレイ」は「明るくなったり暗くなったりする・コントラスト調整に使われる」の特徴がある違いも指摘できます。
まとめ
イラストの「乗算」と「オーバーレイ」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「乗算」とは「上のレイヤーの色に下のレイヤーの色を掛け算して表示させるレイヤー合成の手法で色が暗くなるもの」「色の掛け算」を意味していて、「オーバーレイ」は「基本色が暗い色の場合は乗算、明るい色の場合はスクリーンに近い効果を及ぼすレイヤー合成の手法・コントラスト調整に使うもの」を意味している違いがあります。
イラストの「乗算」と「オーバーレイ」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。