この記事では、「そりゃそうだ」と「さもありなん」の違いを分かりやすく説明していきます。
「そりゃそうだ」とは?
「そりゃそうだ」は「それは当然だ」という意味です。
「そりゃ」は「それは」が変化した言葉です。
「そうだ」は漢字で「然うだ」と書き、感動詞「さ」が変化した言葉で「その通りだ」という意味です。
基本的に、相手から何かしらの報告を聞き、その結果に対して肯定する時の表現です。
これから起きることではなく、既に起こったことに対して使われます。
「さもありなん」とは?
「さもありなん」は、「そうであるだろう」という意味です。
漢字で書くと「然もありなん」になり、「然」は副詞「さ」で、「その様に」という意味で、「然も」は「本当にそれらしい」「いかにもその様だ」になります。
「ありなん」は「ありなむ」が変化した形で語尾の「む」は推量の「う・よう・だろう」であることから「あるだろう」になります。
「さもありなん」は、これから起きることに対して「きっとそうだろう」「当然んそうなるだろう」と予測する時に使われる言葉です。
また、結果を知った時に「最初からそうなるだろうと思っていた」と予測していた時に使われることもあります。
「そりゃそうだ」と「さもありなん」の違い!
「そりゃそうだ」は「それは当然だ」という意味です。
「さもありなん」は「そうであるだろう」という意味です。
まとめ
今回は「そりゃそうだ」と「さもありなん」の違いをお伝えしました。
「そりゃそうだは結果に対して」「さもありなんは予測したこと」と覚えておきましょう。