この記事では、「実情」と「現状」の違いを分かりやすく説明していきます。
「実情」とは?
「実情」とは、実際の情況のことです。
実際には、あるがままの状態、理想や理念ではなく、実際にそのことを行うことという意味があります。
情況とは、状況とも書くことがあり、そのときどきの様子を意味します。
つまり、「実情」の意味は、あるがままの、そのときどきの様子ということになります。
また、外から伺い知れることと、実際の様子が違っていることにも使われます。
たとえば、外からはにこやかな家庭に見えていて近所では「よい家庭」といわれていても、実際には親子喧嘩が絶えない家庭であったりする例があります。
こういった場合「実情は違ったようだ」と言われることがあります。
「現状」とは?
「現状」とは、現在の状態のことです。
現在は今のことです。
状態は、人や物の様子を意味します。
つまり、「現状」とは今の人や物のようすという意味になります。
「実情」と「現状」の違い
「現状」は現在のことに関してだけ使われる言葉ですが、「実情」は現在以外のことに関しても使われる言葉です。
また、「実情」は外から伺い知れることと実際のありさまが異なっているときにも使われます。
まとめ
「実情」と「現状」はどちらも様子を表すときに使われる言葉ですが、どの時間を指しているのかが異なります。