「花金」
花金という言葉は「はなきん」と読み、「花の金曜日」という意味になります。
週休2日制が導入されたことにより、土曜日と日曜日が休みになる企業が増えました。
そのため休日前の金曜日に遊びまわるという風潮ができ、飲み歩いて楽しむことから花の金曜日と呼ばれるようになったのです。
しかしバブル時代が終わり、サラリーマンにもゆとりがなくなったため、今となってはこの言葉が使われる事は滅多にありません。
「花金」の意味
花金というのは華金と書くこともあります。
1985年頃にできた表現だと言われており、それは景気が良い時代でした。
今となってはそのような余裕がない人が多く、金曜日に飲み歩く人は減りつつありますが、だからこそ若者にとってはとても新鮮な言葉だと言われています。
「花金」の言葉の使い方
死語だと言われている一方で、いまだに若者の間では花金だという言葉が使われることが多いです。
また、華金はゴージャスなイメージ、花金は庶民的なイメージ、と考えている人もいます。
「花金」を使った例文・短文(解釈)
それならば、花金という言葉を使うとどのような文章ができあがるのでしょうか。
ここでは花金という言葉を使った例文をいくつか紹介します。
「花金」の例文1
「今日は花金だからね、みんなで飲みに行こうよ」
花金だから飲みに行こう、というのは「明日休みだから飲みに行こう」ということになります。
翌日に仕事があるという状態では飲みに行っても遅くまで楽しむということができません。
しかし翌日に仕事がなければ思う存分遅くなっても大丈夫ですし、次の日はゆっくり眠ることができますよね。
だからこそ、金曜日のことを花金といい、「今日飲みに行こう」と人を誘うことができるのです。
「花金」の例文2
「彼女はバブル時代の人だから、今でも金曜日になると花金だと言いながら飲みに行く習慣があるみたいだよ、でも貯金はないらしい」
確かに景気の良い時代は毎週金曜日に飲みに行っても問題はなかったかもしれません。
しかし、ここまで景気が悪くなると毎週飲みに行くというのはなかなか難しいですよね。
その一方で、バブルの時代に慣れている人はなかなかその習慣を止めることができないとも言われています。
そのため、昔花金だからと言って飲み歩いていた人は今でも花金だと言いながら飲み歩く習慣があると考えられているのです。
その一方で、やはり収入を考えると毎週飲みに行くという事は打撃がありますから、貯金は少ないかもしれません。
「花金」の例文3
「私たちにとっては花金という言葉はもう使わない言葉だけれど、若者の間では人気があるらしいよ」
最近では花金という言葉はすっかり死後になりましたが、だからといって全く使われないというわけではありません。
特に今から30年から40年ほど前に使われていた言葉というだけあり、最近の若者には人気があるのです。
やはり休みの前には友達と飲みに行きたいという人も多く、だからこそ若い人の間で花金という言葉が使われることもあります。
若い人たちはすでに年金なども期待できない状態にありますので、自分たちで金銭的なやりくりをしているのかもしれません。
「花金」の例文4
「うちの職場は土曜日も出勤だったから、そもそも花金じゃなかったんだよね」
週休2日制により土日が休みだという企業が増えました。
しかし企業によっては例えば水曜日と日曜日が休みであったりと、確かに週休2日制だけれど土日休みではないという場合があります。
そのような場合は金曜日は花金にはなりません。
むしろ、水曜日が休みならば火曜日の夜に飲みに行くという人も多かったのです。
人によってスケジュールが違いますから、休み前の飲み歩きたい曜日は人によって違うと言えるでしょう。