この記事では、「健闘」と「善戦」の違いを分かりやすく説明していきます。
「健闘」とは?
「健闘」は「けんとう」と読みます。
意味は「不利な条件や困難に負けずに努力して戦うこと」です。
その戦いをする中で、自分達にとって不利な状況であるのに、立派に戦うことを言い、「ケガにも負けずに健闘した」などと言います。
あくまで勢いよく一生懸命戦う様子を表した言葉で、内容や戦術などを評価するものではありません。
また、必ず相手がいるとは限らず、仕事や試験など、大きな努力を必要とされる時に使われることもあります。
更に、最後まで戦い抜いたかどうかまでの意味は含まれていません。
「健闘を祈る」は、これから戦いを控えている相手に対して「一生懸命頑張れ」と励ます意味の言葉です。
「善戦」とは?
「善戦」は「ぜんせん」と読みます。
意味は「力を尽くして立派に戦い抜くこと」です。
「善戦」は、主に力が弱く負けた側の戦いぶりを評価する言葉で、「善戦したが惜しくも破れた」などと言います。
自分よりも実力が上の相手に対して、十分に力を発揮して素晴らしい戦いぶりを見せた時に使われます。
こちらは勢いや意欲だけではなく、内容や戦術までを含めて「良い試合だった」と思うことを表します。
どちらかというと戦った当事者ではなく、周囲の人から見て使う言葉です。
「健闘」と「善戦」の違い!
「健闘」は「不利な条件や困難に負けずに努力して戦うこと」です。
「善戦」は「力を尽くして立派に戦い抜くこと」です。
まとめ
今回は「健闘」と「善戦」の違いをお伝えしました。
「健闘」は「一生懸命戦う」、「善戦」は「良い戦いぶりを見せる」と覚えておきましょう。