「タイル」と「レンガ」の違いとは?分かりやすく解釈

「タイル」と「レンガ」の違い違い

「タイル」「レンガ」も身近なところで使われていますが、違いを知っていますか。

この記事では、「タイル」「レンガ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「タイル」とは?

「タイル」は、陶磁器製やプラスチック製など無機質素材で作られた薄板のことです。

壁や床を覆う仕上げ材として使われています。

「タイル」の材質は主に4つあります。

1つめは、磁器質タイルです。

石英、長英、粘度などを1200~1350℃の高温で焼いて作りあげたものです。

密度が高く、叩くと金属音がします。

吸水率や1%以下でほとんど水を吸収せず、汚れにくく、耐久性に優れた特徴があります。

2つめは、せっ器質タイルです。

長英や粘土などを1200℃ていどで焼いて作りあげたものです。

吸水率は5%ほどで磁器質に比べるとやや高いものの、耐久性に優れています。

3つめは、陶器質タイルです。

粘度や石灰などを1000~1200℃ていどで焼いて作りあげたものです。

多孔質で吸水率は22%以下の特徴があります。

4つめは、土器質タイルです。

800℃前後で焼き作りあげたもので、吸水率が高い特徴があります。

外壁や人通りの多い通りに使われることが多い「タイル」は磁器質タイルです。

磁器質タイルは、耐冷害性、耐摩耗性に優れており、汚れにくい特徴があるため、冷害や汚れが心配される屋外でも使用されています。

ただし、表面が濡れていると滑りやすい性質があります。

この欠点を改善するために表面に凹凸をつけた「タイル」が登場しています。

耐熱性に優れている点を活かして、住宅のコンロ周りの壁にも使われます。

磁器質タイルは汚れにくいため、調理による油はねなどもすぐに拭き取れば、清潔な状態を保ちやすいです。


「レンガ」とは?

「レンガ」は、粘度、砂、石灰などを練り合わせ、型に入れて成型をして、乾燥させて窯で焼いたものです。

積み上げて塀や柱などに使われます。

「レンガ」には、外装に使われることを想定して強度が高められている建築用レンガ、オーブンなど高温になることを想定した耐火レンガ、穴の開いているレンガなど、さまざまな種類があります。

色も豊富で、赤、ブラウン、アイボリーなどがあります。

「レンガ」の種類にもよりますが、耐火性や耐久性に優れている特長を持っています。


「タイル」と「レンガ」の違い

「タイル」は薄い形をしていますが、「レンガ」には厚みがあります。

「タイル」は壁や床などに貼って使用をするので薄い形です。

「レンガ」は積み上げて使用をするので、厚みのある形になっています。

素材はどちらも無機質ですが、どのような無機質素材なのか異なります。

「タイル」にはさまざまな素材が使用されていますが、主なものは石英、長英、粘度などです。

「レンガ」は粘土、砂、石灰などが使用されています。

まとめ

「タイル」「レンガ」は形、使用されている素材、用途が異なり、それぞれの特徴を活かして使用されています。

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