この記事では、「むちゃくちゃ」と「めちゃくちゃ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「むちゃくちゃ」とは?
「むちゃくちゃ」とは、「程度がはなはだしいこと・道理に合わない・常識がないさま」を意味している言葉です。
例えば、「井上直哉というむちゃくちゃ強い日本のボクサーがいます」や「むちゃくちゃな行動をして軽蔑されました」などの例文で使えます。
「むちゃくちゃ」は、漢字の当て字で「無茶苦茶」と表記されます。
「むちゃくちゃ」の「くちゃ」は語呂合わせのための言葉ですが、「むちゃ」の語源は仏教用語の「無作(むさ)」や古語の「むさと(むやみに・うっかりを意味する古語)」であると推測されています。
「めちゃくちゃ」とは?
「めちゃくちゃ」とは、「程度がはなはだしいさま・筋道が通っていないこと・秩序がなくて混乱しているさま」を意味している言葉です。
例えば、「めちゃくちゃ大勢の人が詰めかけました」や「めちゃくちゃな理屈で非難してきました」などの文章で使用できます。
「めちゃくちゃ」は「むちゃくちゃ」が変化して生まれたとされる言葉で、「滅茶苦茶・目茶苦茶」と漢字表記することができます。
「むちゃくちゃ」と「めちゃくちゃ」の違い!
「むちゃくちゃ」と「めちゃくちゃ」の違いを、分かりやすく解説します。
「むちゃくちゃ」と「めちゃくちゃ」はどちらも「程度がはなはだしいさま・道理に合わず筋が通らないこと」を意味していて、「むちゃくちゃ」の音が変化して「めちゃくちゃ」の表現が生まれたとされています。
ただし、「むちゃくちゃ」のほうが「めちゃくちゃ」よりも「常識がない」のニュアンスがやや強くなっています。
逆に「めちゃくちゃ」は「むちゃくちゃ」よりも「秩序がなくて混乱しているさま」のニュアンスが強い微妙な違いはあります。
まとめ
「むちゃくちゃ」と「めちゃくちゃ」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「むちゃくちゃ」は「程度がはなはだしい・道理に合わない・常識がない」を意味していて、「めちゃくちゃ」のほうは「程度がはなはだしい・筋道が通らない・混乱して秩序がない」を意味していて同じ意味を持っています。
「むちゃくちゃ」が変じて「めちゃくちゃ」の言葉が生まれたとされます。
「むちゃくちゃ」と「めちゃくちゃ」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。