この記事では、「拾い画」と「無断転載」の違いを分かりやすく説明していきます。
「拾い画」とは?
「拾い画」とは、主にインターネット上にアップされている画像や写真といった静止画を流用する事を指します。
そのほとんどが著作権を侵害している場合が多く、場合によっては訴訟などの問題に発展してしまいます。
そのため「拾い画」という軽い言葉で表現されてはいますが、実際は著作権を無視した違法の流用を知らないうちに行ってしまっている可能性があります。
一部では著作権についてフリーな状態で、いくつかのルールさえ守れば、画像や写真を自由に使用できるものを配布しているサイトも存在します。
そのようなサイトからの「拾い画」であれば、著作権について気にする必要もなくなるため、著作権が明確でない作品や写真を流用するリスクより、そのようなものを選んだほうが得策であると言えるでしょう。
また「拾い画」を自分で加工して使用することも、もちろん著作権的にはアウトになっているため、利用の際には注意が必要です。
しかしながら「拾い画」であっても、いくつかの著作権のルールさえしっかり守れば、使用できるという事を覚えておけば、万が一のトラブルを避けられる事になります。
「無断転載」とは?
「無断転載」とは、インターネット上に限らず、他者の著作物を著作者に許可を得ずに別の場所に掲載してしまう事を言います。
「無断転載」は著作権によって守られている、著作物の権利を侵害しており、下手すると訴訟などの重大な問題に発展し多額の損害を払わなければいけません。
そのため、インターネット上などで気軽に写真や作品、画像などを自分のサイトやSNSで「無断転載」してしまうのは非常に危険な行為です。
著作権法により、転載のルールというものが存在しており、そのルールさえしっかり守れば「無断転載」には当たらないため、著作権について理解する必要があると言えます。
しかし残念な事に、インターネット上には無数の「無断転載」された作品が散見され、当たり前のようになってきてしまっています。
その上著作権を侵害された方は、訴訟や裁判に至るまでの手間と、裁判で得られる金額について見合ったものではないため、ほとんどが泣き寝入りしてしまっている現状があります。
「拾い画」と「無断転載」の違い
「拾い画」と「無断転載」は、どちらもルールを守らずに行ってしまうと、他人の著作物を侵害している事になります。
「拾い画」は、一般的にはインターネット上にある他人の写真や絵を流用する事を指すため、音楽や文章といった他の著作物については「拾い画」とは言われません。
音楽や文章、写真なども含め他人の著作物を無断で転載する事について「無断転載」と使用されます。
そのため「拾い画」は、インターネット上で行われる、絵や写真などと言った静止画を「無断転載」した際に使われる言葉になるため、「拾い画」という軽い表現ではありますが「無断転載」をしている事には何ら変わりありません。
まとめ
「拾い画」も「無断転載」も、対象となる物については少し違いがありますが、どちらも他人の著作物を侵害していると言う点では同じです。
場合によっては、訴訟や裁判といったリスクを伴うため、転載する際にはしっかりとルールを守る必要があるということになります。