この記事では、「主義」と「思想」の違いを分かりやすく説明していきます。
「主義」とは?
「主義」は物の考え方の根幹を指します。
例えば、「民主主義」であれば選挙があり選挙を行うことで代表を決めるというように物の根幹がある決められた行動をとることを「主義」と言います。
その為、本来「○○主義」とあるように「○○主義」の決まり事を無視した動きをすると「主義」に反すると言われるのです。
「主義」の使い方
「主義」は物の考え方を分けるために用いる言葉です。
例えば「平和主義」や「社会主義」の他「拡張主義」などものの考え方を明確化することでその人物や国家の方針を示すことができるのが主義という言葉の使い方になります。
ただ、この「主義」という言葉はある意味では争いを呼ぶ言葉で、その理由は異なる方針同士がぶつかり合うことで争いが きるのが「主義」になるのです。
「思想」とは?
「思想」はそう思うという考えそのものを指す言葉です。
ルールがあり方針があるのではなく、そう考えるやそう思うという漠然敵なものを「思想」と呼ぶため「思想」は国家や人の考えを示すことはできますが、行動して見せることはしません。
行動して見せた場合、「主義」になります。
「思想」の使い方
「思想」はそう思うだけで成立するため、自ら行動せずともそう思っていることを口にすれば、「思想」と呼べ自ら「○○思想」と進言できます。
ただ、「思想」はどちらかというと周囲からそのように見られたり、内に秘めている勘定であるため、自ら「思想」を名乗ったところで周囲がそれに賛同するかは未知数です。
「主義」と「思想」の違い
「主義」は、考えを持ち行動することが「主義」でその行動が周囲に認知されることで「主義」となるため「思想」のように思うだけでは成立しません。
その為、「平和主義」と言われていても実際に平和的な活動をしていない場合、それは単なる「思想」になるため、「主義」は行動を伴い、「思想」はそう思うだけという違いがあります。
まとめ
「主義」と「思想」の違いですが、完全なる違いは行動と考えが伴い活動が知れ渡ることを「主義」というため、あくまでそのように考えているだけでは単なる「思想」です。
多くは、「○○主義」であると自ら進言しますが、実は多くは「思想」であることが多く、その理由は進言したものの活動が伴ったいないが故、周囲が活動を認知してないのです。
活動を認知してない場合、「主義」の前提である活動が認められるという部分が欠落するため、「主義」ではなく、単なる「思想」です。
ですが、「思想」はそう思うだけであるため誰もが持つことで、行動を伴わないだけ自分の好きなことを考えることができる自由があります。
逆に、「主義」を自由化した場合、問題として矛盾が生まれ自由に主張を曲げたり、決まり事を破ることが許されるため、それはもはや「主義」でも「思想」でもなく単なる「暴挙」でしかないです。