「信用貯金」とは?意味や言葉の使い方を解説

「信用貯金」とは?新語・ネット用語

この記事では、「信用貯金」を分かりやすく説明していきます。

「信用貯金」の意味

周囲との信頼関係をこつこつ積み重ねていくこと。


「信用貯金」の解説

「信用貯金」とは、日頃から信頼につながる言動をこつこつおこない、周囲との信頼関係を高めること。

または、それによって蓄積された信頼関係のレベルをあらわします。

「信用貯金」は、銀行の預金に例えて表現された概念です。

信用を高める言動はお金の預け入れ、信用を下げる言動はお金の引き出しとみなし、信用度も預金の残高と同じように増減することをあらわします。

なお「信用貯金」で高めた信用度は「信頼残高」と呼ばれることもあります。

「信用貯金」を増やす具体的な方法には
・うそをつかない
・ミスしたらすぐに謝る
・自ら率先して動く
・相手の立場を考えた言動をとる
などが挙げられます。

一方、次のような言動を取ると「信用貯金」を消費し、「信頼残高」が減ってしまうとされています。

・うそをつく
・謝らない
・人任せで、いちいち人に言われないと動かない
・人を傷つけるような言動をとる
「信用貯金」は、ビジネスマン等を対象とした自己啓発のノウハウに登場する概念です。

人生やビジネスの成功には技術的なスキルも必要ですが、周りから持たれる信頼や協力なしに得ることはできません。

そのため「信用貯金」の重要さを説き、日頃から地道に努力して「信頼残高」を増やしていくことを薦めているのです。


「信用貯金」の使われ方

「信用貯金」は主にビジネスシーンで必要とされる概念ですが、ビジネス、プライベートに関係なく広い場面で用いることが可能です。

たとえば、以下のような形で会話に取り入れるとよいでしょう。

「オファーを成立させため、先方への信用貯金を稼いだ」
「そんなことをすると君の信用貯金が減ってしまうよ」
「誰からも慕われるAさんは、信用貯金の残高が多い人なのだろうね」
ただ、あまり一般的ではない新語ということもあり、意味を説明しながら会話に取り入れることが好ましいです。

信用は目に見えるものではなく、預金のように残高を数値で評価することはできません。

「信用貯金」はあくまでも概念であり、漠然と信頼度を意味するものとして用いるのが妥当です。