この記事では、「意思疎通」と「意志疎通」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
 それでは「意思疎通」の方から取り上げます。
「意思疎通」とは?
 最初に「意思疎通」の意味をご説明致します。
「意思疎通」(いしそつう)とは、お互いの認識していることを話し合い、お互いに理解することです。
 もっと分かりやすくいうと、コミュニケーションになります。
「意志疎通」とは?
 次に「意志疎通」の意味を解説していきます。
「意志疎通」(いしそつう)の場合は、先ず「意志」の意味から見ていきます。
「意志」(いし)とは、自分が絶対にこれをする、したくないという考えを指します。
 意欲ともいえるでしょう。
 よって「意志疎通」とは、お互いに意欲をもって取り組み、協力して結果を出すときなどを指します。
「意思疎通」と「意志疎通」の違いとは?
 ここでは「意思疎通」と「意志疎通」の違いを取り上げてみましょう。
「意思疎通」の場合は、お互いの気持ちや考えを話し合い、理解し合えることです。
「意志疎通」の方は、互いに意欲、やる気などを持つこと。
 そして、一緒に協力して結果などを出すことになります。
 後者の方が、団結力が強いといえます。
「意思疎通」と「意志疎通」の使い方の違い
 この項目においては、「意思疎通」と「意志疎通」の使い方の違いを説明します。
「意思疎通」を使うときは、お互いの考えを提示して、理解し合えることなどに使います。
「意志疎通」の場合、互いに目標を決め、その目標達成のために協力関係を良好にして、結果を得られるときなどに使うことが多いのです。
 それぞれの使い方を見てみましょう。
 前者の使い方
「生徒と先生の意思疎通が、きちんとされているクラスだった」
「やはり昔から知っている者同士の方が、意思疎通ができるので有難い」
 後者の使い方
「長官は意志疎通が容易な、巡洋艦「高雄」を選んだ」
「意志疎通が整ったところで、早速準備しよう」
「意思疎通」を使った例文
 ここでは「意思疎通」を使った例文を書いていきます。
 ・『意思疎通ができないのは、致命的といってもいい』
 ・『あの病院は、意思疎通がきちんとできている』
 ・『意思疎通を容易にするには、コミュニケーションを取る必要があります』
 ・『意思疎通がなっていない』
 ・『彼と意思疎通が、うまくいきません』
「意志疎通」を使った例文
 最後の項目においては、「意志疎通」を使った例文を書きます。
 ・『意志疎通ができたので、ビジネスに取りかかります』
 ・『意志疎通ができなかったので、別々の道を歩くことになりました』
 ・『彼らと意志疎通ができれば、大きな仕事を得られるのだ』
 ・『意志疎通は簡単ではない』
 ・『意志疎通は難しいが、初めて分かり合えたときは、何ともいえない達成感がある』
まとめ
 まとめとして「意思疎通」とは、お互いの気持ちや考えを話し合い、理解し合えることです。
 コミュニケーションの色が強いでしょう。
「意志疎通」の場合は、お互いに意欲的に取り組めるものを見つけ、協力関係を築いて、目標達成に向かう際などに使われることが多い言葉です。


