「報告」と「申告」の違いとは?分かりやすく解釈

「報告」と「申告」の違い違い

この記事では、「報告」「申告」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

それでは「報告」の意味から見てみましょう。

「報告」とは?

最初に「報告」の意味をご説明致します。

「報告」(ほうこく)とは、基本的に任務などを遂行した人間が、その過程や結果を司令塔などに告げ知らせることを指しております。


「申告」とは?

次に「申告」の意味を解説していきます。

「申告」(しんこく)の場合は、特に国の機関などに国民が、結果や事実を義務として申し告げることを表しているのです。


「報告」と「申告」の違いとは?

ここでは「報告」「申告」の違いを取り上げてみましょう。

「報告」の場合は、任務を全うした後に得た結果や、過程を司令塔に知らせることです。

「申告」の方は、国民が国の機関へ、義務を果たすために事実を申し出ることを指しております。

前者よりも後者の方が、重要度は高いと言えるでしょう。

「報告」と「申告」の使い方の違い

この項目においては、「報告」「申告」の使い方の違いを説明します。

「報告」の方は、任務で得た過程や、結果を知らせるために使うことが多いのです。

「申告」の場合は、国の機関へ国民が義務を果たすために、事実を申し告げることを指しときに使います。

それぞれの使い方を書きます。

前者の使い方
「報告書を仕上げる必要がある」
「捜査結果を課長に報告してきます」
後者の使い方
「体調不良の場合は、上層部に申告する必要がある」
「確定申告の手続きをしている」

「報告」を使った例文

ここでは「報告」を使った例文を書いていきます。

・『結婚の報告を友達にしたいので、これからSNSに結婚報告について投稿します』
・『警察官は必ず任務後に、報告する義務と、報告書を書く義務があるのだ』
・『ビジネスの結果を社長に報告してきます』
・『隊員たちの報告を参考にして、戦果を計上していくという方法です』
・『報告書が提出されていないので、報告書を仕上げるように伝えてもらいたい』

「申告」を使った例文

最後の項目においては、「申告」を使った例文を書きます。

・『必要な経費を申告したところ、すぐに認めてもらいました』
・『申告に間違いがあってはならないので、申告する際は注意が必要です』
・『所得を申告する義務がありますので、これから区役所へ行ってきます』
・『申告書を記入して、20日までに郵送で送らなくてはいけない。今夕中に記入し、投函してこようと考えています』
・『社長に申告したところ、事実と違うと指摘を受けました。したがって、これから事実を調査しますので、社員は協力してください』

まとめ

まとめとして「報告」とは、任務を全うした人間が、得た結果や過程などを、司令塔などに知らせることを指しております。

「申告」の場合は、特に国の機関や、会社の上層部などに事実を義務的に、申し告げることを表しております。

前者の場合は、任務の結果報告の色が強いのです。

一方で、後者は義務で申し出ることを指しております。

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