この記事では、野球の「中継ぎ」と「抑え」の違いを分かりやすく説明していきます。
野球の「中継ぎ」とは?
野球における「中継ぎ」とは、ピッチャーのことを意味しています。
主に先発投手、「中継ぎ」投手、抑え投手の3パターンに分かれ、この順番で投手リレーが行われます。
主に勝っている試合を引き継ぐ「中継ぎ」投手と負けている試合を引き継ぐ「中継ぎ投手」がいます。
勝っている試合を引き継ぐ「中継ぎ」投手の場合、勝ったまま試合を継続することができれば、ホールドポイントを記録することが可能です。
一方、負けている試合を引き継ぐ「中継ぎ」投手の場合、あまり、イメージが良くなく敗戦処理などと言われることもありますが、実際には、流れを変えるといった重要な役割を担う、そんな、大切なピッチャーとなります。
「中継ぎ」投手に求められる能力としては、コントロールの良さ、変化球の制度の高さです。
「中継ぎ」投手の場合、1球のミスが大きな失点につながる可能性もあります。
そのため、1球、1球を大切に確実なコントロールで投げ続ける能力が求められることとなります。
野球の「抑え」とは?
野球の「抑え」とは、先発投手から始まった投手リレーの最後の砦となります。
一般的に勝っている試合の9回または最終回にのみ登板し、試合を終了させる役割を担います。
「抑え」投手は、負けている試合で登板することはありません。
勝っている試合のみ登板のチャンスが訪れ、そして、絶対に負けることは許されない、そんな大きな仕事を行うものとなります。
先発投手の場合、登板日が明確なものの、「抑え」投手の場合、毎試合、いつでも投げることができるようにコンディションを整えておく必要があります。
もっと言えば、途中まで負けている試合でも逆転すれば、急に登板することも考えられます。
そのため、常に緊張感の中、試合に臨むことを必要とされるものとなります。
「抑え」投手に求められる能力としては、強い精神力。
そして、球の速さです。
1イニングのみとなる場合が多いため、その1イニングに全力投球できる、そんな、球の速さが求められることとなります。
野球の「中継ぎ」と「抑え」の違い
野球の「中継ぎ」と「抑え」の違いは、どの場面で登板する投手であるかという違いです。
野球の場合、先発投手からはじまり、「中継ぎ」投手、「抑え」投手と引き継がれていくことが勝ち試合の主な流れです。
ただし、「中継ぎ」投手の場合は、負け試合でも登板の可能性がありますが、「抑え」投手の場合、負け試合で登板することはありません。
また、投球回数も「抑え」投手の場合、基本1イニングのみとなりますが、「中継ぎ」投手の場合は、数回投げることがあり、1イニング限りではありません。
まとめ
以上が野球の「中継ぎ」と「抑え」の違いです。
登板する機会が異なるだけではなく、求められる能力も異なり、同じピッチャーでも大きな違いのある野球の「中継ぎ」と「抑え」となります。