「リテラシーが低い」
リテラシーという言葉を知っているでしょうか。
リテラシー教育、情報リテラシー、などと使われることがありますよね。
リテラシーというのは本来は読み書きをする能力のことを指しています。
日本語においてのリテラシーは知識や理解度のことを指すこともあり、応用力や判断する力などを指すこともあるのです。
「リテラシーが低い」の意味
したがって、リテラシーが低いという事は知識の活用能力が低いということです。
知識を持っているだけでは何の意味もありません。
その知識を応用したり活用したりして現実社会において役立てていかなければいけません。
また、世間一般的なマナーや常識がないという場合もリテラシーが低いということができます。
「リテラシーが低い」の言葉の使い方
リテラシーが低いというのは常識がない、マナーがなっていない、活用能力がない、という時に使える表現ですから、かなり批判的な意味合いを含みます。
そのため張本人にいうときには特に注意が必要です。
「リテラシーが低い」を使った例文・短文(解釈)
それならば、リテラシーが低いという表現はどのような文脈で使われるのでしょうか。
ここではリテラシーが低いという言葉を使った例文をいくつか紹介します。
「リテラシーが低い」の例文1
「最近の学生は本当にリテラシーが低い。応用能力がなくて嫌になっちゃうよ」
ゆとり世代などが増えたことにより、問題を解決する能力や知識を活用する能力が少ない学生が増えているという指摘があります。
テレビやインターネットで得た情報をそのまま知識として蓄えておくようでは、その知識を使うことができません。
その知識を実社会で使うためにはしっかりと活用しなければいけないのです。
しかし、一体何が起こっているのかということを把握できない学生も増えていることから、リテラシーの低い学生が増えていると言われているのです。
「リテラシーが低い」の例文2
「最近はパソコンが普及したにもかかわらず情報リテラシーが低い人が多いね」
最近はインターネットが普及しましたから、多くの人がさまざまな情報を一瞬で得られるようになりました。
しかしその一方で自分が得た情報を正しい目的で使うことができるという人は限られていると言われています。
例えばインターネットで情報が得られるからということで大学の論文等において正確ではないウェブサイトを引用してしまったり、自分にとって都合の良いブログに書かれている内容ばかりを信じてしまったりなど、正しい情報を取捨選択する能力がないといわれているのです。
「リテラシーが低い」の例文3
「彼は本当にリテラシーが低いから、取引なんかでも任せておけない」
この場合はコミュニケーション能力がない、一般的なマナーや常識がない、ということを指しています。
もしも取引を任せるのであれば、コミュニケーション能力が高くマナーや常識を身に付けた人にお願いしたいですよね。
どれだけ頭が良かったとしても、人をうまく説得することができない、説明することができない、マナーや常識がない、という状態では仕事はうまくいかないでしょう。
「リテラシーが低い」の例文4
「私は金融リテラシーが低いから、もっとしっかり勉強しないといけない」
最近は自己投資などが必要になると言われています。
年金も期待できなくなりますから、自分でなんとか貯蓄していかなければいけません。
そのような中で金融リテラシーについて知識を深めておくことにより、金融機関がどのように動いているのか、経済がどのように動いているのか、わかるようになるのではないでしょうか。
もしかしたら貯蓄をしていく上でも役にたつかもしれませんね。