この記事では、「気が気じゃない」の意味を分かりやすく説明していきます。
「気が気じゃない」とは?意味
「気が気じゃない」は「気が気ではない」の口語調の少しくだけた表現です。
この「気が気じゃない」や「気が気ではない」の意味は、「気がかりな事があり、落ち着かない状態」や「気がかりな事があり、心配でじっとしていられない状態」を指す言葉です。
ちょっとした心配事ではなく、一大事と言えるような事が生じた時に、冷静でじっとしている事が難しい様な場合に使われる言葉です。
「気が気じゃない」の概要
「気が気じゃない」と言う言葉を、少し掘り下げて考えたいと思います。
まずこの慣用句で使われている「気」は、辞書によると、自然に関する使い方と、人間の精神面に関する使い方があり、後者の使い方でも「息」や「精気、生活力」や「心のはたらき、意識」や「精神の傾向」や「緊張した、さかんな精神」や「あれこれと考える心、心配」と、色々な意味が記載されています。
この中で、「気が気じゃない」の「気」は、「あれこれと考える心、心配」が近い意味だと言えるでしょう。
次に「じゃない」「ではない」の言葉ですが、これは一般的には否定形で、否定形だとすれば「心配ではない」となってしまいます。
これでは「気が気じゃない」は先に説明した意味とは全く違ってしまいます。
実は「じゃない」「ではない」は「~で仕方がない」が省略された表現なのです。
「仕方がない」は「どうする事も出来ない」や「我慢できない、じっとしていられない」の意味であり、「気が気じゃない」は「心配で心配で仕方ない」という意味になるのです。
何気なく使っている言葉も、掘り下げて考えると、何か変だと気付く事があり、この言葉はその典型例の一つと言えます。
言葉は基本や文法から変化する事もあり、やはり難しいことも色々あると言えます。
「気が気じゃない」の言葉の使い方や使われ方
「気が気じゃない」は『今日は午後から本命の大学の合格発表の日で、朝から気が気じゃなくて、何も手につきません。』や『先ほど父親が交通事故で怪我をしたという連絡が病院から入り、母親が病院に駆けつけりとの連絡がありました。
しかし、その後、怪我の状況の連絡が母親からなく、気が気じゃなくて仕事も手に付かない状態です。』
「気が気じゃない」の類語や言いかえ
「気が気じゃない」の類語や言い換えとしては「心配で心配でたまらない」や「居ても立ってもいられない」や「気をもむ」などがあります。
また擬態語を使って、「はらはらする」や「やきもきする」や「あたふたする」などと言い換え表現する事も出来ます。
まとめ
「気が気じゃない」は「気が気ではない」の口語調の少しくだけた表現です。
「気が気じゃない」や「気が気ではない」の意味は、「気がかりな事があり、落ち着かない状態」や「気がかりな事があり、心配でじっとしていられない状態」を指す言葉です。