「恥曝し」
恥曝しというのは他の人にみっともない姿を見せること、醜態を晒すこと、あるいは他の人にみっともない姿を見せたり醜態をさらしたりする人のことを指しています。
名詞で使われることもありますし、形容動詞として使われることもあります。
「恥曝し」の意味
恥曝しという言葉には恥を恥とも思わないことという意識が含まれています。
端だとわかっていながら恥をさらすわけではなく、恥を恥だと気づかずに周りに見せてしまうことが多いです。
これ以外にも破廉恥、無恥などといった表現があります。
「恥曝し」の言葉の使い方
恥曝しという言葉は悪い意味が含まれていますので、特に本人に使うときには注意が必要です。
噂話で使われることの多い表現だと言えるでしょう。
「恥曝し」を使った例文・短文(解釈)
それならば、恥曝しという言葉が使われた文章にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは恥曝しという表現を使った例文をいくつか紹介します。
「恥曝し」の例文1
「自分は大学浪人をしたから1年間浪人生として勉強したんだけれど、どうやら母は私を恥曝しだと思っていたらしい」
最近は大学に行く人が増え、同時に浪人をする人も増えるようになりました。
浪人も一般的になってきましたから、そのような学生に対して周囲も協力的であるということが多いでしょう。
しかし、時代によってはまだまだ浪人が珍しくなかった時期もあり、家族からはあまり良い目で見られていなかったという人もいるかもしれませんね。
努力して大学に行ったのであれば、それは努力の賜物です。
「恥曝し」の例文2
「彼女は自分の利益のために、人前で平気で嘘をついたらしいよ。 なんていう恥曝しなんだろう」
人によっては、常に自分の利益ばかり考えていて周りのことを考えないということも珍しくありません。
そのような場合、人前でも平気で意見を変えたり、人前でも平気で嘘をついたり、ということがあるでしょう。
周りからはなんていう恥曝しなんだ、と驚かれてしまうこともあるかもしれません。
確かに嘘というのは誰もが知るいけないことですから、まさか人前で嘘をつくなんて思わないですよね。
「恥曝し」の例文3
「彼女は下着のままで洗濯物を干していたよ。 それがまたベランダだから誰もが見える状態だった。 本当に恥曝しだ」
アパートやマンションなど、ベランダに洗濯物干さなければいけない場合、ベランダに出て洗濯物を干すという事は他の人から見られる可能性があるということを意識しなければいけません。
そんなところに下着で出て行ってしまえば、周りから白い目で見られる可能性があるでしょう。
確かに建物の中からしてみればブランドは部屋の1部なのですが、それでも外からは丸見えだということを覚えておかなければいけません。
自分では問題ないと思っていた服装であったとしても、周りから見ると恥ずかしく思われてしまうこともあります。
「恥曝し」の例文4
「あの人はいつも平気で子供を怒鳴っているよね。 窓が開いているからなおさら、子供を怒鳴る声が丸聞こえだよ。 本当に恥曝しだ」
特に誰もが窓を開ける夏になると、各家庭の中の声が丸聞こえになります。
そんな中では子供を怒鳴るお母さんの声がよく聞こえるということもあるかもしれません。
もちろん子供を叱る、子供に善悪の判断を教える、という事は教育上必要なことですから仕方がありませんが、毎日のようにお母さんの怒鳴り声が聞こえてくると周りも嫌になってしまうかもしれませんね。
ましてや、周りに聞こえるような怒鳴り声に対してみっともないと感じる人もいるかもしれません。
窓が開いているときには大きな話し声にも注意が必要です。