「休息」と「休憩」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「休息」と「休憩」の違いとは?違い

この記事では、「休息」「休憩」の違いを分かりやすく説明していきます。

「休息」とは?

仕事や運動などを一時的にやめて、心や体を休めることです。

筋肉を強化するためには、運動をして筋肉に負荷を与えることと、ある程度の間、筋肉を休ませることが必要です。

負荷をかけることで、筋線維の一部が破壊されます。

数日ていど休ませると、その間に壊れた筋線維の部分が回復をします。

このとき、前の状態よりも筋線維が少し太くなって修復されます。

このときの筋肉を休ませることを「筋肉を休息させる」ということができます。

筋肉を強化するときの場合だと、数分程度の休みではなく、1日以上は休ませています。

つまり「休憩」は、1分、2分など短い休みのことではないのです。


「休息」の使い方

活動していたことをやめて、心や体を休めることを指して使用をします。

仕事の間に少し休むことについても、夜の長い睡眠をとって休むことにも使用できます。

数十分から数時間程度の休みを指す場合が多いです。

1日以上の長さになる場合は、この言葉は使用しません。


「休憩」とは?

仕事や運動などを一時的にやめて、心や体を休めることです。

仕事をしているときのことで考えてみます。

長時間仕事をしていると心身ともに疲れてきます。

疲れている状態で仕事を続けていても効率がよくありません。

そんなときに、一時的に仕事を中止して、お茶を飲んだり、ストレッチをしたりすることがあるでしょう。

これが「休憩」です。

お茶を飲む、ストレッチするなど、これまでやっていたことと別の何かをすることを指しているのではなく、心や体を休めることを「休憩」は意味しています。

お茶を飲んだり、体を少し動かしたりすると、心や体が休まることでしょう。

ぼーっとしているだけでも、心や体が休まることがあります。

その場合も「休憩」といいます。

お茶を飲むのに必要な時間は数分程度です。

つまり、「休憩」はあまり長くない時間で休むことを意味しているのです。

「休憩」の使い方

活動していたことをやめて、心や体を休めることを指して使用をします。

比較的短い時間の場合に使うことが多いです。

数時間以上になる場合は、この言葉は使用しません。

「休息」と「休憩」の違い

どちらの言葉にも、やっていたことを中断して、心や体を休めるという意味があります。

違いは、休めるために使う時間の長さです。

「休息」は比較的長いものをいい、「休憩」は比較的短いものをいいます。

「休息」の例文

・『もっと休息が必要だ』
・『ストレス解消のためにやっているのは休息をとることです』
・『やっと休息できた』
・『疲れた体を休息させてあげましょう』

「休憩」の例文

・『休憩時間は10分です』
・『休憩時間を利用してトイレに行く』
・『コーヒーを飲んで休憩する』
・『適度に休憩をとってください』

まとめ

どちらの言葉にも心や体を休めるという意味があります。

違いは休むために取る時間の長さです。

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