「黒玉子」と「ピータン」の違いとは?分かりやすく解釈

「黒玉子」と「ピータン」の違い違い

旅行の楽しみのひとつにグルメがあります。

黒玉子やピータンも、有名観光地で食べられる人気の食べ物です。

この記事では、「黒玉子」「ピータン」の違いを分かりやすく説明していきます。

似ている食べ物の違いを正しく知って、もっと毎日を楽しんでみてください。

「黒玉子」とは?

黒玉子とは神奈川県は箱根にある、温泉たまごのことです。

大涌谷という場所でのみ食べられる卵で、高温の温泉に1時間ほど生たまごを浸してつくられます。

箱根の温泉はミルキーな乳白色をしているのですが、お湯の中に「黒い鉄分」がふくまれているため、黒光りした色がつきます。

黒玉子が楽しめる大涌谷の近くには、お地蔵さまがたたずんでいます。

ご長寿にまつわるお地蔵さまのため「黒玉子を食べると7年長生きできる」という言い伝えもあります。

ちなみに黒玉子の外見は真っ黒ですが、カラをむいてみると真っ白。

いつものゆで卵と同じ色をしています。

温泉で蒸しているのでほんのり塩気もきいていて、濃厚でとてもおいしいです。


「ピータン」とは?

ピータンとは主に中国で食べられている、アヒルの卵料理のことです。

ピータンはお茶の煮出した汁や特別な粘土をまぜ、かめに入れて発酵させて作っていきます。

2週間くらいカメで寝かせておくうちに、ピータンの卵がおいしく変化していきます。

白身はブラウン色のゼリー状に、黄身はグレー色にかわっていきます。

つるんとした歯ごたえが楽しめる中華料理で、コース料理の前菜として出されることもあります。

日本では高級な中華レストランに行かないとなかなかお目にかかれない品物ですが、アジア圏のスーパーに出かけると手ごろな値段で購入することもできます。

コクのある味わいなので、中国酒のおつまみとしても人気があります。


「黒玉子」と「ピータン」の違い

どこか似ている雰囲気のある「黒玉子」「ピータン」

日本ではあまり馴染みの少ない食べ物のため、見分けがつかないこともあります。

「黒玉子」「ピータン」の違いを、分かりやすく解説します。

機会があれば、ぜひ口にしてみてください。

・黒玉子はニワトリの卵、ピータンはアヒルの卵

黒玉子はスーパーでもよく目にするニワトリの卵を温泉で茹でたものです。

一方でピータンはアヒルの卵を発酵させたものです。

どちらも「黒っぽいたまご」という共通点はありますが、使われているたまごの種類が異なっています。

・黒玉子は日本、ピータンは海外

黒玉子は日本の温泉地で作られている温泉たまごです。

一方でピータンは中国や台湾など、おもに海外で生産がおこなわれています。

日本で食べられている多くのピータンは、海外から輸入された商品です。

まとめ

黒玉子とピータンの違いについてお伝えしました。

黒玉子は神奈川県の箱根温泉でつくられている、黒光りしたたまごのことです。

またピータンは中国などでつくられている、アヒルの卵を発酵させたたまごです。

どちらもとても美味しいので、チャンスがあれば口にしてみてください。

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