「五月雨式に失礼いたします」とは?意味や使い方、例文や意味を解釈

「五月雨式に失礼いたします」とは?意味と使い方

この記事では、「五月雨式に失礼いたします」の意味を分かりやすく説明していきます。

「五月雨式に失礼いたします」とは?意味

「五月雨式に失礼いたします」の読みは、「さみだれしきにしつれいいたします」で、意味は「パラパラと断続的になり、失礼いたしますや、申し訳ありません」で、ビジネスメール等で使われる事の多い慣用句です。


「五月雨式に失礼いたします」の概要

「五月雨式に失礼いたします」「五月雨」は旧暦の五月の雨、すなわち梅雨を意味する言葉です。

ここに、「一定のやり方」を意味する「式」が付き、「五月雨式」となることで、「梅雨の季節の雨のようにパラパラと断続的な形」を表現することになるのです。

そこから転じて「五月雨式」とは、まとまってではなく、その都度都度にと言う意味で、使われる言葉です。

「五月雨式に失礼いたします」と言う表現は、「五月雨式」になり「失礼ですが」と言う申し訳なさを表す言葉で、一般的には会話や報告やメール等が、まとまってではなく、断続的に逐次的になるケースに使われる慣用句なのです。

少し余談になりますが、「五月雨」=「梅雨」は基本的にしとしとと雨の日が続き、時々曇りであったり、少し激しく雨が降る日もあると言うイメージから、この言葉が誕生したものです。

しかし、ここ数年の傾向では、梅雨の天気は、しとしとと雨が続くと言うよりも、線状降水帯ができて、激しい雨が降り続き、まるで熱帯のスコールが長く続くと言った様相に変化しつつあります。

もし「梅雨」の天気が、昔からここ数年の天気の様相であったなら、この比喩的な言葉は誕生しなかったかもしれません。

またこうした傾向が今後も顕著、で当たり前のものとなってしまうと、この比喩的な意味を聞いても、理解されなくなる可能性があるかも知れません。

比喩的な慣用句は時代が変わり、社会習慣等が変化すると、その比喩が理解できなくなるものですが、近年の異常気象の傾向で、これが自然現象から比喩的に形成された言葉まで理解されなくなる可能性が出てきていると言えるのでしょう。


「五月雨式に失礼いたします」の言葉の使い方や使われ方

「五月雨式に失礼いたします」は『五月雨式で失礼しますが、先ほどのメールで書き忘れていた注意事項を連絡いたします。』や『五月雨式に失礼しますなどと、気兼ねすることなく、気付いた事を適時連絡してもらう方が助かります。』の様に使われます。

「五月雨式に失礼いたします」の類語や言いかえ

「五月雨式に失礼いたします」の言い換えとしては、「何度もパラパラと申し訳ありません」「立て続けになり、申し訳ありません」「度々になり失礼だとは思いますが」などが挙げられます。

まとめ

「五月雨式」とは、「梅雨の季節の雨のようにパラパラと断続的な形」を表現するもので、転じて「まとまってではなく、その都度都度に」と言う意味で、使われる言葉です。

従って、「五月雨式に失礼いたします」「パラパラと断続的になり、失礼いたしますや、申し訳ありません」と言う意味で、会話や報告やメール等で使われる慣用句です。

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