この記事では、「uefi」と「bios」の違いを分かりやすく説明していきます。
「uefi」とは?
「uefi」とは、現在のパソコンのマザーボードのほとんどに採用されている「ファームウェアプログラム」のことです。
「uefi」というIT用語は、「Unified Extensible Firmware Interfaceの頭文字」を取っています。
2007年頃からパソコンに搭載されるファームウェアの主流になっていますが、「uefi」は「パソコンの起動ディスク+パソコンの起動方法+周辺機器の認識・状態の管理」の機能を持っています。
「uefi」は「レガシーbiosよりも高速かつ安定したPCの起動」を実現していて、「マウスを使った直感的な操作に対応するインターフェイス」を備えています。
「uefi」は「32ビット・64ビットモード」があり、「GPT」の性能で「2TB以上の大容量ディスク」を備えたパソコンも起動できます。
「bios」にはない「uefi」独自の機能として、「遠隔診断・起動前検査のセキュリティー機能+ネットワーク機能」も持っています。
「bios」とは?
「bios」とは、1980年に開発されて旧世代のパソコンに搭載されていた「ファームウェアプログラム」です。
「bios」というIT用語は、「Basic Input/Output Systemの頭文字」を取ってつくられたものです。
「bios」は「16ビットモード」しかないため、アドレス空間を「1MB」しか使用できず、「2TB以上のディスクを搭載したパソコン」の起動もできません。
「bios」のディスクのパーティション形式は旧来の「MBR」であるため、パソコンの起動が遅くて安定性がやや劣ります。
「bios」にはAMIとAwardの2つのインターフェイスがあり、「ハードウェア(周辺機器)の認識・温度や電圧のチェック・ファン回転数・起動順位の変更」などの確認や設定ができます。
「uefi」と「bios」の違い
「uefi」と「bios」の最大の違いは、「uefiのほうがbiosよりも新しくて機能面・セキュリティー面で優れている主流のファームウェアであること」にあります。
「uefi」は「32ビット・64ビットの動作モード」がありますが、「bios」は「16ビットの動作モード」しかないため、メモリ空間が1MBしか使えずパソコンの起動が遅くなります。
「bios」は「2TB以上の大容量のハードディスク」に対応していませんが、「uefi」であれば大容量のHDD+SSDを使える違いもあります。
また「uefi」はマウスを使った操作も可能ですが、「bios」はキーボードだけの操作にしか対応していません。
HDDやSSDのパーティション形式が「bios」は「MBR」、「uefi」だと「GPT」になる違いも挙げられます。
まとめ
「uefi」と「bios」の違いについて明解に説明しましたが、いかがでしたか? 「uefi」とは、「biosよりもパソコンの立ち上げが速い、新しい世代のファームウェアのプログラム」のことです。
「bios」は、「マザーボードに初めから搭載されている旧世代のファームウェアのプログラム」を意味している違いを指摘できます。
「uefi」と「bios」の違いについて詳しく知りたいときは、この記事の解説をチェックしてみてください。