この記事では、「カロリーゼロ」と「カロリーオフ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カロリーゼロ」とは?
100gあたり5kcal未満のものです。
飲料の場合は、100mlあたり5kcal未満のものです。
カロリーとは熱量の単位です。
糖質・脂質・タンパク質に熱量があります。
糖質とタンパク質は1gあたり4kcal、脂質は1gあたり9kcalです。
ビタミンとミネラルには熱量はありません。
多くの食品には、糖質・脂質・タンパク質などが含まれています。
それらの熱量を合計した値が、販売されている食品のパッケージの栄養成分表に記載されています。
ゼリーの場合で考えてみます。
ゼリーは砂糖など甘味料を使用した食べものです。
カロリーを減らそうと思ったら、砂糖の使用量を減らすとよいです。
しかし、そうすると甘味がなくなってしまいます。
そこで、よりカロリーの低い甘味料を使用して、カロリーを低減します。
「カロリーゼロ」の使い方
市販されている人間が口にするものに使用します。
食べもの・飲み物でカロリーが含まれているものに使用する言葉で、水にはカロリーが含まれていないので使用しません。
「カロリーオフ」とは?
100gあたり40kcal以下のことです。
飲料の場合は、100mlあたり20kcal以下をいいます。
食品に含まれるカロリーは、パッケージに記載されている栄養成分表で確認できます。
「オフ」は、他の語について、食品に含まれる成分が少なくされていることを表す語です。
「カロリー」という語につく場合は、熱量を減らしていることを表しています。
熱量を含むのは、糖質・脂質・タンパク質です。
つまり、カロリーを低減させようと思ったら、これら3つの成分のいずれか、あるいは2つや3つを減らすことになるのです。
たとえば、缶コーヒーのカロリーを減らしたいとします。
その場合、砂糖を使っているものなら砂糖の使用量を減らす、乳成分を使用しているならその使用量を減らすことで、糖質・脂質・タンパク質の量が減り、カロリーも低減されます。
「カロリーオフ」の使い方
食べものや飲み物に使用される言葉です。
カロリーを全く含まない水には、この言葉は使用されません。
「カロリーゼロ」と「カロリーオフ」の違い
どちらも熱量に関する言葉で、販売されている食べもの・飲み物に使用されています。
ゼロとオフが意味することは違うので、それぞれの言葉が意味しているものは違うことになります。
よりカロリーが少ないのは前者です。
「カロリーゼロ」の例文
・『カロリーゼロ飲料ばかり飲んでいる』
・『今日のおやつはカロリーゼロのゼリー』
・『カロリーゼロのお菓子は好きではない』
「カロリーオフ」の例文
・『カロリーオフだからと安心してたくさんジュースを飲む』
・『ダイエットのためカロリーオフの食品を選ぶ』
・『友達のお昼は今日もカロリーオフ食品だった』
まとめ
人間が口にするものの熱量に関係する言葉ですが、100gあたり、あるいは100mlあたりに含まれる熱量の値が、それぞれの言葉で指しているものが違います。