「ヘルシェイク矢野」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「ヘルシェイク矢野」とは?新語・ネット用語

この記事では、ヘルシェイク矢野の意味を分かりやすく説明していきます。

ヘルシェイク矢野とは?意味

ヘルシェイク矢野とは、大川ぶくぶくが描く漫画のポプテピピックに登場する人物です。

この登場人物はギターをこよなく愛す男性であり、赤紫の髪の毛に白い肌、胸元が大きく開いたシャツを着こなします。


ヘルシェイク矢野の概要

ヘルシェイク矢野は、ポプテピピックの第1巻の97話に登場した男で、謎めいた容姿に切れ長の目、どこか悲しさと哀愁が漂う男です。

そんなヘルシェイク矢野が7話のサブタイトルに起用され、メインストーリーにも登場しました。

そして、空想シーンが高速紙芝居方式から実写などを駆使して作られた空想シーンで、このヘルシェイク矢野がどのような人物か紹介。

過去には「矢野」という名前でバンドマンとして活躍していた彼は、さいたまスーパーフェニックスでライブする予定でしたが、メンバーの一人が開演時間に遅くれてしまい、ライブが中止となってしまいました。

しかし、会場に集まってくれたファンのために、矢野はソロでギターを弾きます。

そこで、矢野は高速プレイでギターで弾いたため弦が切れてしまい、ギターが弾けなくなってしまいます。

そんな不幸にも見舞われつつ、残った弦で曲を奏でるとファンは盛り上がり、地獄のような状況を脱出できたのです。

その様子を見ていたマネージャーが「地獄を揺さぶっておる。

ヘルをシェイクする男だ」
と興奮し、「ヘルシェイク矢野じゃ」と叫んだことからこの名前になりました。


ヘルシェイク矢野の使い方と使われ方

ギターの弦が切れるは、メンバーが揃わないというミュージシャンにとって地獄のように恐ろしい状況であるとき、ヘルシェイク矢野と使います。

ヘルは地獄、揺さぶるをシェイクと訳すこの言葉に、その状況を脱却するとき矢野と付け足します。

沈んだ気分の人々を自分の得意とする楽器や歌、話術で盛り上げて、人々を喜ばせた「ヘルシェイク矢野や」と言ってみれば、言われた人も嬉しく感じるでしょう。

ヘルシェイク矢野の言葉を使った例文(使用例)

・ヘルシェイク矢野がとうとう地上派デビューすることになった。

2019年8月19日、日本テレビの番組「しゃべくり007」に登場した歌手兼俳優の星野源が会いたいと指名したことで出演したAC部が、ヘルシェイク矢野の高速紙芝居のネタを披露しました。

ゴールデンタイプに出演したということでファンの間で話題になりました。

・現実にヘルシェイク矢野と同じようにトラブルに見舞われたバイオリニストがいる。

クラシックコンサートで演奏しているとき、バガニーニが弾くバイオリンの弦が切れてしまいました。

しかし、残った弦1本で素晴らしい曲を弾ききったのです。

・五嶋みどりは演奏中に弦が切れたので団員のバイオリンを借り、ヘルシェイク矢野のように慌てずに演奏した。

バイオリニストの五嶋みどりは14歳のときソリストとして交響楽団で演奏していたとき、バイオリンの弦が切れます。

しかし、他の団員のバイオリンを弾き、拍手喝采を浴びました。

このとき、1回だけではなく、2回も減が切れているというのに平然と演奏したのです。

まとめ

どこか謎めいた雰囲気があるヘルシェイク矢野は、突然現れては人前でソノーマーマーデイーイー顔で印象付けるのが得意。

髪の毛の色がときに赤や紫、銀色に変わるところも個性的です。

そんなヘルシェイク矢野はギタリストとしてのプライドを持つ男でもあり、彼を尊敬する人が増えています。

ねとらばでは「ヘルシェイク矢野のことを考えてた」というハッシュタグも出現。

なにかと話題に上がる男です。