この記事では、「知能」と「学力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「知能」とは?
知能とは、学んだことや知恵を生かす能力のことです。
これは単に記憶することや計算をすることではなく、既に身につけている知識を応用することなので相応の賢さが必要とされます。
知能は特定の分野に関するものが優れているということではありません。
知能は、良い方向へ活かせば社会のためになり、貢献することで多くの人から感謝され、敬われる結果に繋がります。
また、知能の高さは判断力を持ち合わせていることとイコールであり、状況を正しく見極めながら物事進められることから、重要な仕事を任されるポジションに就いている人が少なくありません。
知能は鍛えることがとても難しく、本来の能力が大きく関わってくるため、知能を備えている人が重宝される理由となっています。
その場合の本来の能力とは、「どのような結末が望ましいのか」と想像する力、実行するタイミングを外さない瞬発力、ベストを模索する応用力などが相当します。
「学力」とは?
学力は、学校などで教えてもらった知識を蓄える力のことです。
つまり、学校で行われたテストで良い点数を出せる人は学力が高いと言えます。
学力が高ければ、良い進学先を選ぶことができ、周囲からも一目置かれる存在です。
ただし、学力が高いだけでは人生の成功者となれるわけではありません。
小学生、中学生、高校生と成長するにつれ、勉強だけの評価では足りなくなってくることに気が付くことでしょう。
学生のうちは良いとしても、社会に出て仕事をする過程で躓くことも考えられます。
一般論として、学力は低いよりも高いほうが絶対に良いと言い切れます。
しかしながら、学力が高いからといって将来まで安泰であると安心することは危険です。
ネット上では、東大を卒業したにも関わらずコンビニのバイト収入で生活をしているというようなエピソードが紹介されています。
このようなケースでは、やはり学力だけでは生きていく上で不足が生じてしまうこともあると分かります。
「知能」と「学力」の違い
「知能」と「学力」の違いを、分かりやすく解説します。
知能は身につけた能力を巧みに使いこなす能力のことです。
一方の学力は、学校で教えられたことを覚え、学力試験などのアウトプットする機会で好成績を獲得できる能力のことです。
知能と学力を比べると、知能のほうが知り得た知識を能動的に活かすことに長けています。
また、学力は高いに越したことはありませんが、それだけでは不足であり、やはり積極的に応用する力がなくては学力を生かしきれません。
まとめ
人より優れていることは素晴らしいことです。
また、人生はすべてにおいて努力だけでは賄えないことも往々にしてあります。
知能と学力のどちらを伸ばせばよいということではなく、どちらも大切です。
知能も学力も無駄になることはありません。
上手く活かし、応用することで知能も学力も益々磨かれていきます。