「添削」と「校正」の違いとは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「添削」と「校正」の違いとは?違い

この記事では、「添削」「校正」の違いを分かりやすく説明していきます。

「添削」とは?

他人の詩歌・文章・答案などに手を加えて直すことです。

ある部分を削る、ある事柄を付け加えるなどの行為をして直すことをいいます。

作文で考えてみます。

まず、作文全体を読みます。

読んでみると、この漢字が間違っている、この部分にもっとつけ加えた方がいいなどがみえてきます。

その気がついたことを実際にやっていきます。

漢字が間違っているなら正しいものに直す、つけ加えた方がいいものがあればそれを足すといったことをします。

作文用紙を使用しているなら、この行為は赤ペン・赤鉛筆を使って行われることが多いです。

このように手を加えて直すことを意味しています。


「添削」の使い方

他人の詩歌・文章・答案などに対して行われるものです。

自分で手を加えて直すことには使用しません。

この行為は、それを作った人とは別の人が行います。


「校正」とは?

「校正」には3つの意味があります。

1つめは、文章や文字などを比べ合わせて、正しく直すことです。

2種類以上のものを比べて、誤りがある部分を直すことをいいます。

2つめは、印刷物の仮刷りと原稿を比べて確かめ、誤植や体裁の誤りを正すことです。

書物を出版するときには、必ずチェックが入ります。

作者が書いた物、つまり原稿をもとにして仮刷りが行われ、この仮刷りと原稿を比べて間違いがないかを確かめます。

もしも間違いがあった場合には、その部分を正しいものに直します。

このような印刷物に対して行われるものを指しています。

3つめは、測定器が示す値と真の値の関係を求め、目盛りなどの誤りを正すことです。

「校正」の使い方

2つのものを比べて誤りを正すという意味で使用をします。

文章や印刷物について使われることが多いです。

発言に対しては使用しません。

全体を直すことではなく、個々の箇所を直す意味合いがあります。

「添削」と「校正」の違い

誤りを直すという意味が似ている2つの言葉ですが、どのように直すのか、何を正すのかという点に違いがあります。

「添削」は、削ったり、つけ加えたり、手を加えて正すことを意味しています。

直すときに何かと何かを比べてはいません。

「校正」は、あるものとあるものを比べて誤りを直すことです。

たとえば印刷物の場合は、原稿と仮刷りを比べています。

何かと何かを比べて正すことをいいます。

「添削」の例文

・『先生に添削を依頼する』
・『通信教育で添削をしてくれている』
・『添削と指導をしてくれる』
・『添削してもらってよいものになった』

「校正」の例文

・『校正の仕事が忙しい』
・『これから校正をしなければなりません』
・『校正を担当しています』
・『明日までに校正を終わらせてください』

まとめ

誤りを直すという意味を持つ2つの言葉ですが、何を直すのか、どのように直すのかという点に違いがあります。

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