日常生活を送っていると、見慣れないIT単語に戸惑うことがあります。
この記事では、「アップデート」と「バージョンアップ」の違いを分かりやすく説明していきます。
知識の扉を開いていってください。
「アップデート」とは?
アップデートとは、最新の情報にすること。
古い情報を新しい情報に書きかえる「更新作業」です。
おもにPCやスマホのシステムを更新するときに用います。
カタカナ語でもある「アップデート」は近年、日本にはいってきた言葉です。
もともとアメリカなどで使われていた英語の「update」が日本に輸入され、IT業界を中心に広まるようになりました。
パソコンの内部の情報を、新しく書き換えるとき。
古いソフトウェアを今風に更新するとき。
そしてアプリの不具合を修正するときに「アップデート」の動作はおこなわれます。
使い方には「ユーザーにアップデートの手順を説明した」や「今回のアップデートによって、さらに使いやすい機能が加わった」や「アップデート後に、いくつかの不具合が発見された」などがあります。
スマホやパソコンが手放せない現代では、当たり前のように使われている単語です。
「バージョンアップ」とは?
バージョンアップとは、システムを強化すること。
バグといわれる不具合を訂正し、使いやすいようデザインを修正する作業です。
ソフトウェアの変更時に用いられます。
「バージョンアップ」のバージョンとは、システム上の表記のこと。
日本語に例えるなら「版」のことで、何回そのハードウェアに手を加えたか知るための数字になります。
その「版をアップしたもの」がバージョンアップ。
古いバージョンに修正をおこない、新しいバージョンを再発行する手続きがバージョンアップです。
使い方としては「大手キャリアが、バージョンアップのサービスを開始した」や「今回のバージョンアップでは、複数のバグの修正がおこなわれた」などがあります。
アップデートと同じく、かなりの頻度で耳にする単語です。
「アップデート」と「バージョンアップ」の違い
どちらも改めて問われると、説明が難しい用語です。
「アップデート」と「バージョンアップ」の違いを、分かりやすく解説します。
・より大きな更新が「バージョンアップ」
「アップデート」と「バージョンアップ」は、とても良く似ている単語です。
どちらもソフトウェアの更新作業をあらわしています。
ただより大きな更新が、バージョンアップ。
バージョンアップでは、過去のプログラムを丸ごと新しく組み立てなおす作業がおこなわれます。
対するアップデートは、過去のプログラムの一部分をピックアップして、組み立て直す作業です。
より大きな更新がバージョンアップ。
それより小規模の更新がアップデートです。
まとめ
「アップデート」と「バージョンアップ」の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらもアプリやソフトウェアの情報を、あたらしく書き換える作業です。
アップデートはプログラムを一部、更新すること。
バージョンアップはバグの修正など、プログラムを大幅に見直すことです。
違いをおさえてITに詳しくなっていきましょう。