この記事では、「アイスクリーム」と「シャーベット」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アイスクリーム」とは?
「アイスクリーム」は乳製品です。
主に牛乳などを使用する食べ物で、牛乳意外に生クリームや卵、砂糖、香料などを混ぜて作ります。
そこにチョコレートを混ぜることで、「チョコレートアイスクリーム」になり、また、イチゴ果汁を混ぜれば「イチゴアイスクリーム」など、様々な味を楽しむことができます。
「アイスクリーム」と表記される基準としては、乳固形分15%のうち、乳脂肪分が8%以上となります。
この乳脂肪分の%によって、名称が異なり、乳脂肪分が3%以上を「アイスミルク」。
それ以外のものは「ラクトアイス」に分類されます。
「アイスクリーム」の誕生は非常に古く古代ローマ時代だと考えられています。
古代ローマ時代の王族といった身分の高い人たちが氷に密や果汁をかけ食べていたものが「アイスクリーム」に変化していったものとなります。
「シャーベット」とは?
「シャーベット」は「氷菓子」です。
果汁を使った「氷菓子」に分類され、果汁を主な原材料とし、そのうえで、砂糖や香料、牛乳や卵白、ゼラチンなどを混ぜ凍らせたものが「シャーベット」となります。
「シャーベット」の場合、必ずしも果汁を使う必要はなく、ワインやリキュールなどといったお酒を使用し作ることも少なくありません。
「シャーベット」と表記される基準としては、乳固形分3%未満となります。
作り方も簡単で、型に液体を入れ凍らせるだけで作ることが可能です。
そのため、自宅でも手軽に作ることができるものとなります。
歴史においては、16世紀ごろイタリアで生まれたと言われています。
「アイスクリーム」と「シャーベット」の違い
同じ冷えた食べ物といった共通点がある「アイスクリーム」と「シャーベット」ですが、中身は少し異なった食べ物となります。
大きな違いは乳固形分の割合で、その境目は3%です。
3%以上が「アイスクリーム」で3%以下が「シャーベット」となります。
これが、まず大きな違いとなります。
また、材料も異なり、「アイスクリーム」の場合、牛乳などといった乳製品がメインとなりますが、「シャーベット」は氷とフルーツなどの果汁です。
そのため、分類的にも「アイスクリーム」は乳製品。
そして、「シャーベット」は氷菓子となります。
作る際の手間暇にも違いがあり、「アイスクリーム」の場合、何度もかき混ぜる手間が必要ですが、「シャーベット」の場合、基本、凍らせればOKとなるため「アイスクリーム」に比べ手軽に作ることができます。
まとめ
以上のように「アイスクリーム」と「シャーベット」には、明確な違いがあります。
含まれる成分や作り方、誕生の歴史など、様々な違いがある「アイスクリーム」と「シャーベット」。
もちろん、それら以外にも味や口あたりといった違いもある食べ物です。