おいしい日本酒を買おうと思ったとき、ラベルの違いに迷うこともあります。
この記事では、「吟醸」と「大吟醸」の違いを分かりやすく説明していきます。
知識を深めて、オツな飲み方を楽しんでいきましょう。
「吟醸」とは?
吟醸(ぎんじょう)とは、日本酒のひとつ。
精米歩合が6割以下のもの、低温で熟成させたものを吟醸と呼んでいます。
フルーティな香りを楽しめる、人気のお酒です。
日本酒では「米をみがく」という変わった製法があります。
どのくらい米を磨いているか、その目安となるのが「精米歩合」です。
吟醸では香りを残すために、米をあまり磨かずに作っています。
そのため吟醸酒をお猪口についだとき、甘くてみずみずしい香りが漂います。
吟醸はキレのある、さっぱりとした味わいのお酒です。
気軽に飲める値段のため、毎日の晩酌のお供としてもおすすめです。
辛口の日本酒が多いので、夏場は冷やしていただくと美味しいです。
「大吟醸」とは?
大吟醸(だいぎんじょう)も、最高クオリティの日本酒です。
精米歩合が5割以下のもの、蔵元が手間暇かけて作ったものを大吟醸といっています。
まろやかな口当たりを楽しめる、大人気のお酒です。
どこのお店に行っても、引っ張りだこの大吟醸。
人気の理由は、米を丹念に磨いていることです。
さらにじっくり寝かせて作っているので、おいしい旨みが凝縮されています。
大吟醸を口にふくむと、フレッシュな果実をかじっているような幸福感にひたれます。
どっしりとした重みも感じられる、安定感のあるお酒です。
大吟醸には「純米大吟醸」という仲間もいます。
「純米大吟醸」はシンプルに米麹とお米だけで作ったお酒のこと。
米本来の旨みを感じられる、力強い日本酒です。
大吟醸も純米大吟醸も、日本酒のトップにあたる高級なお酒です。
「吟醸」と「大吟醸」の違い
詳しく見るととても奥深いのが、日本酒の世界です。
「吟醸」と「大吟醸」の違いを、分かりやすく解説します。
・日本酒の王さまは「大吟醸」
「吟醸」と「大吟醸」はどちらも、本醸造酒というグループにはいるお酒です。
名前が違うのは、どのくらいお米を磨いているかの違いです。
「吟醸」よりも磨いているのは「大吟醸」。
蔵元がそれだけ手間と時間をかけているので「吟醸」よりも「大吟醸」の方が、値段が高くなっています。
そのためランクでいうなら「大吟醸」が最上級、それに続くのが「吟醸」です。
また「吟醸」はフルーティで甘い香りが特徴的です。
そして「大吟醸」はふくよかで、重みのある味わいが注目されています。
どちらも甲乙つけがたい美味しさなので、飲み比べてみると楽しいです。
まとめ
「吟醸」と「大吟醸」の違いを分かりやすくお伝えいたしました。
どちらも人気の日本酒です。
米と米麹、醸造アルコールから作られます。
米の磨きが少ないのが吟醸。
よく磨いてあるのが大吟醸です。
ランクの違いから、気軽に飲めるのが吟醸、大切な方に贈りたいのが大吟醸です。
違いを知って、日本酒の奥深さを堪能していきましょう。