お金を管理する役職は、色々あります。
この記事では、「会計」と「財務」の違いを分かりやすく説明していきます。
正しい知識をつけて、会社の仕事に詳しくなっていきましょう。
「会計」とは?
会計とはお金の動きを、記録する仕事です。
どのようなお金が出ていったのか、反対にどのようなお金が入ってきたのか「入出金の内訳」を残すお仕事です。
企業の今の様子を知るために、とても重要な役割といえます。
会計の仕事は内部に伝えるもの、外部に伝えるもの、大きく2パターンあります。
内部は社長や幹部、外部は株主や投資家などです。
会計業務をきちんとおこなっておくと「企業の健康状態」を内外に正しく伝えていけます。
社長や幹部スタッフがなすべき経営判断を実行できるので、スムーズな会社経営に役立っていきます。
会計は誰でもなることができます。
ただ実務経験を積んでいること、そして特定の資格を持っていると転職にとても有利になってきます。
簿記やFPそして公認会計士などの資格は難易度が高いものの、キャリアアップに役立つ武器のひとつです。
「財務」とは?
財務とは予算の管理や、資金繰りをおこなう仕事のこと。
会社がもしもの事態に陥らないように、あらかじめ手立てをうつ役職のことです。
会社が大きく成長していくために、重要な役割を担った仕事です。
財務の仕事は会計や経理が作成した資料をもとに、次の戦略をたてることから始まります。
新しいビジネスにまとまったお金が必要だと判断すれば、自ら銀行に出向いて、資金調達の交渉をおこなうこともあります。
また全体の部署をチェックして足りない資金を補い、無駄を指摘して節制につとめることもあります。
企業のお財布を握っているのが「財務」です。
財務は企業の中でも、重要なポジションを担っています。
責任のある仕事なので、誰でも任せてもらえる訳ではありません。
ただ財務報告実務検定、外務員、金融業務能力検定など、お金にまつわる資格を持っていると優遇されることがあります。
「会計」と「財務」の違い
どちらも人気のお仕事です。
「会計」と「財務」の違いを、分かりやすく解説します。
・管理する「会計」、交渉する「財務」「会計」と「財務」はどちらも、企業の大切な役職のひとつです。
とてもよく似ていますが、中身は大きく異なっています。
会計はお金の出入りを、記録するお仕事のこと。
求められるスキルは「正確さ」です。
それに対する「財務」は会計が出した書類を見ながら、企業のこれからを判断していく仕事になります。
社長と相談して次のプランを決め、銀行にかけあって資金を融資してもらいます。
求められるスキルは「コミュニケーション力」です。
まとめ
「会計」と「財務」の違いを分かりやすくお伝えいたしました。
どちらもお金にまつわる、人気の役職です。
会計は帳簿付けをおこない、資金を記録するお仕事のこと。
財務は会計の帳簿を見て、次の戦略を立てる仕事のこと。
銀行に融資をお願いすることもあります。
違いを知って、未来の仕事探しに役立ててみてください。
