「貧乏」と「貧困」の違いとは?分かりやすく徹底解説

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「貧しい」とは?

「貧しい」には以下の様な意味があります。

「経済的に恵まれないこと」の意味

手持ちの財産やお金が極端に少なく、生活が成り立たない状態意味します。

一般家庭よりも資産価値のある家具や宝飾品が著しく少ない、或いは全くないという家もあります。

直接的な原因は「収入が少ないこと」ですが、その要因として「会社が倒産して年齢・能力的なことにより再就職先が見つからない」「病気やケガで働けない」「親や知人の借金の保証人になってしまった」というものから、「単に怠けて働きたくない」というものまであります。

言い換えの言葉として「貧乏」があります。

「量や質が劣ること」の意味

ものの量がはなはだしく少なかったり、質が劣っていることを言います。

一般的な基準に達していないだけではなく、粗末であったり価値が低く思える時に使います。

実際に目に見えるものから、技術的・能力的なものに対しても使われます。

「内面が満ち足りていないこと」の意味

精神的に満たされておらず偏屈な考え方をする傾向があることを言います。

他の人達が幸せな気持でいる時に同じ様な気持ちになれずに、一人でネガティブなことを考えたり人を陥れる様なことを考えたりします。

他の人の気持ちを思いやることのできない人に対して使われます。

「乏しい」とは?

「乏しい」には以下の様な意味があります。

「不十分である」の意味

ものごとが必要とされる基準に達しておらず、明らかに少ないことを言います。

物理的に数が足りない場合や、その人が持っている能力の使い道が限られている時に使われます。

価値があるなしに関わらずとにかく不十分なことを表すのです。

「経済的な貧しさによる結果」の意味

経済的に恵まれず、その結果、強いられる「もの足りなさ」のことを言います。

お金が入らなければ生活に必要なものが「もの足りない」状態になります。

お小遣いも「もの足りなく」なり、当然お財布の中の小銭も「もの足りなく」なるでしょう。

「貧しい」と「乏しい」の違い

「貧しい」「乏しい」の違いは「そのものに金銭的な豊かさがあるかないか」です。

「貧しい」「お金がないなど、金銭的な豊かさがない時」に使われます。

「乏しい」「極端に量が少ないこと」で、特に金銭的な要素は含まれません。

「貧しい」状態によりなにかが「乏しい」状態になることが多くあり、「貧しい」の延長線上に「乏しい」がくると言えます。

「貧しい」の使用例

「貧しい」の使用例は以下の通りです。

「貧しい暮らし」

貯金や資産など、金銭的なものがなくて毎日の生活が苦しい状態のことです。

「貧しい食卓」

こちらは食材が足りないか、あっても粗末な食事でることを表しています。

「心が貧しい人」

考え方がネガティブで、自分から幸せになろうとできな人のことです。

「乏しい」の使用例

「乏しい」の使用例は以下の通りです。

「人材が乏しい」

企業や団体で良い人材に恵まれず適材適所ができないことです。

「知識が乏しい」

問題が起きた時にそのものごとに対する知識が少なく、解決ができないことです。

「財布の中身が乏しい」

財布の中に入っているお金が極端に少なく、自由に使えないことです。

「貧しい」と「乏しい」の使い分け

「貧しい」「乏しい」の使い分けは、「金銭・経済力とその他」で大丈夫です。

「貧しい」「金銭的な豊かさがない場合」に使い、その他のものがない場合には「乏しい」を使います。

「生活・家柄・身なり」などは「貧しい」「知識・経験・感情」などは「乏しい」と使分けましょう。

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