この記事では、「ミニチュア」と「ジオラマ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ミニチュア」とは?
小型のものという意味です。
特に実物とそっくりに作られた小型模型をいいます。
この言葉は、縮小したものだけを指しており、拡大したものは指していません。
玩具でこのようなものがあります。
たとえば、文房具を小さくしたもの、家具を小さくしたもの、食品を小さくしたものなどです。
形はそのままで、実物よりもサイズを小さくしています。
見た目はそっくりですが、実際に使うことはできない場合が多いです。
たとえば家具だと、引き出しを開けられない、座ることができないなどします。
しかし、中には非常によくできているものがあり、家具の引き出しを開けられるものもあります。
「ミニチュア」という言葉には、実際に使えるのか意味に含まれていないため、実際に使える場合もそうでない場合も、小型のものなら「ミニチュア」ということができます。
では、どれくらいの小ささなら「ミニチュア」といえるのかというと、それについては定義されていません。
「ミニチュア」の使い方
小型という意味で使用をします。
実物を縮小したものを指して使用することが多い言葉です。
「ジオラマ」とは?
立体模型のことです。
実物に似せて作った立体的な構造を指しています。
博物館などで展示されていることがあります。
これは、小型の人物や物などを組み合わせて作られます。
まず、土台を用意します。
ここに人物や物などを配置していきます。
土台の大きさに決まりはありません。
配置する人物や物は、どのような立体模型を作るのかによって異なります。
たとえば、自然風景なら樹木、海なら砂をイメージしたものやパラソルなど、街なら住宅などを用意します。
これらを土台となるものの上に、動かないようにボンドなどで固定をして置いていきます。
こうして、立体的な模型が完成します。
「ジオラマ」の使い方
立体模型という意味で使用をします。
ひとつひとつの人物や物を指しているのではなく、これらを組み合わせたものを指しています。
「ミニチュア」と「ジオラマ」の違い
「ミニチュア」とは小型のものという意味です。
実際のものを小さくして、そっくりに作ったものをいいます。
「ジオラマ」は立体的に作られた模型のことで、小型の人物や物などを組み合わせて作られます。
ひとつひとつのものを指しているのか、それらを組み合わせて立体的に作ったものなのかという点に違いがあります。
「ミニチュア」の例文
・『ミニチュアを集めている』
・『家具をミニチュアにしました』
・『ミニチュアのカプセルトイ』
・『飛行機のミニチュア』
「ジオラマ」の例文
・『ジオラマを作る』
・『昭和の街を再現したジオラマ』
・『ジオラマを見せてもらう』
・『完成度の高いジオラマ』
まとめ
どちらの言葉も小さなものを指しますが、小さなものひとつひとつのことなのか、それらを組み合わせた立体的なものなのかという点に違いがあります。