この記事では、「グラブロ」と「ビグロ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「グラブロ」とは?
型式番号MAM-07のジオン軍の水中用モビルアーマーでズゴックなどよりも大幅に大きなボディを持ち対モビルスーツだけではなく戦艦などを相手にも活躍します。
武装は7連装噴進魚雷発射管2門、対空ブーメラン型ミサイルランチャー2門、腕の先端に取り付けられた格闘専用のグラブロクロー2つとなっています。
手に当たる部分は後に折りたたまれて水中を移動するのが基本です。
ビグロを水中用に再設計したものとされていますがビーム兵器は搭載されていません。
「ビグロ」とは?
型式番号MA-05の宇宙用モビルアーマーでやはり大型のボディを持っています。
武装は機体先端に収納されたメガ粒子砲、4連装ミサイルランチャーが2つ、クローアームが2つとなっており、戦艦との闘いも前提にされていると言えるでしょう。
劇中ではガンダムをクローアームでとらえることに成功しています。
複数製造されており劇場版機動戦士ガンダムIIIでは4機が確認できます。
「グラブロ」と「ビグロ」の外見の違い
「グラブロ」と「ビグロ」は足のないモビルアーマーという部分では共通しており、ともに目は広範囲を動くモノアイとなっています色はグラブロがブラウン系の濃淡とくちばし部分がグレーなのに対し、ビグロはグリーン系のボディに腕部分が明るいグレーとなっています。
外見的にはビグロの腕のほうがメカニカルな形状となっており、水中用のグラブロは丸いカバーに覆われた腕の形状となっていて、より腕が太い印象を受けます。
デザインとしてはビグロのほうがやや角ばっており肩のように張り出した部分があります。
(実際の方は下にあります)グラブロはより流線型と言えるでしょう。
「グラブロ」と「ビグロ」の性能の違い
「グラブロ」と「ビグロ」は大きなボディとスピードで敵を翻弄するという戦法が可能で、水中でのみ使えるのがグラブロ、宇宙のみで使えるのがビグロで、ビグロにはビーム砲が搭載されているのがアドバンテージです。
接近戦に関しては両手のクローで行うところはともに共通していますが、グラブロの方がよりパワフルな印象があります。
ミサイルもともに装備されていますがどちらも大型で強力なものとなっています。
水中用のためグラブロは魚雷も搭載されています。
ただしどちらもガンダムを一撃で沈めるたり半壊させることはできていません。
まとめ
グラブロとビグロはビグロのほうが先に作られていますが系譜を感じさせるデザインとなっています。
それなりに強力な兵器でしたがネオ・ジオンの時代になった際にはあまりかえりみられることもなく、機動戦士ガンダム以降の映像作品ではまだ登場しておらず、ゲームに登場した強力な機体ビグロマイヤーが有名な部類と言えるでしょう。
グラブロを元とした派生機はあまりデザインに変化がありません。